季節の花だより

季節の花だより

季節の花だより㊱

小春日和の一日でしたね。本当に暖かで、心もほっこりした1日でした。

長いことこの花だよりを書かずにおりました。申し訳ありません。

前回の答えは、「タデ」でした。

  

 

「蓼(たで)食う虫も好き好き」ということわざがありますが、このタデの葉には少し苦みがあり、食べるのが好きな虫もいれば嫌いな虫もいるところから、このことわざがついたようです。私たちも、「たで酢」といってこのタデの一種をすり鉢で擦り酢を加えたものを、鮎を食べる時などに使います。ちょっと苦みがありますが、鮎の苦みと相まってとてもおいしくなりますね。

 

では、今回のお花です。

英田公民館の文化祭に愛好家の方が出品されていたものを、学校に持ってきてくださいました。本当にありがとうございます。

  

 

もう、お分かりですね。では、答えはまた次回お知らせしますね了解

 

 

0

季節の花だより㊱

急に寒くなってきましたね。昨日は2年生がお芋ほりをしていました。サツマイモは、「寒いとかぜをひく」と聞いたことがあります。寒さに会うと、黒くなって腐ってくることをこういうのだそうです。サツマイモは段ボールなどに入れて、新聞などでくるむと日持ちしますよ。くれぐれもそのままにして置いておかないでくださいね。

さて、前回の答えは、「ヒガンバナ」でした。

  

田んぼの土手にずらりと並んで咲いているのは、根に毒があって、ネズミなどの侵入をふせぐためなのだそうです。昔の人の知恵ってすごいですね。またこの花は、茎がまず出てきて、花を咲かせます。そして花が落ちた後、葉が出てくる珍しい花です。その話をしたところ、子どもたちは、「ヒガンバナは見たことがあるけれど、そんな花とは知らなかった。」と言っていました。「お花もいろいろあってあたりまえ。人も違ってあたりまえ。」違いを知り、それを認めていくって大切なことですね。そのためには、まず知ることが大切なのではないでしょうか。

さて、今日のお花です。

  

これも、よく道ばたや草むらに咲いています。さて、なんという花でしょう。

この葉を好きな虫もいることから、ことわざにもなっていますよ。では答えはまた次回お知らせします。

0

季節の花だより㉟

すっかり秋も深まってきました。校庭のモミジバフウも少しずつ色づいてきました。

さて、前回の答えです。前回の答えは、「ソバ」でした。

  

「この実をひいて、粉にしたものを練って打つと、おそばになるんだよ」というと、子どもたちもびっくりしていました。

一面に咲いたソバの花は、本当に美しいですね。心が洗われる思いがしました。今度はぜひ、新そばを食べに行きたいです。

さて、今日のお花です。

 

学校に上がってくる坂道の途中の土手に咲いていました。ごんぎつねにも出てくるこのお花の名前は何でしょう。

もうお分かりですね。では、答えはまた次回お知らせします。  

0

季節の花だより㉞

10月になりました。すっかり朝晩寒くなり、子どもたちも少しずつ衣替えをしています。

では、前回の答えです。前回の答えは、「ススキ」でした。

  

学校の職員室横の掲示板にも、花クイズを出していたのですが、やっと子どもたちが解いてくれるようになりました。やっぱり身近な植物ならわかるのかもしれません。

よく見ると、このススキの葉は、斑入りです。生け花などに使うのでしょうか、とっても素敵ですね。

この花も秋の七草の1つで「尾花」とも言います。

「幽霊の正体見たり枯尾花」

恐ろしいと思っていると何でもないものまで恐ろしく見えてくるという意味のことわざです。「枯尾花」とは、もう晩秋の頃なのでしょうか。でも、月の明かりだけで歩いた昔の人たちのことを思うと、やっぱりちょっとこわいですよね。

では、今日のお花です。このススキのすぐ前の畑に広がっていました。

  

一面の花畑です。本当にきれいでした。

この実を擦って粉にして、打つと…あぁ、もうそんな季節なのですね。では、正解はまた次回お知らせします3ツ星

 

0

季節の花だより㉝

「暑さ寒さも 彼岸まで」という言葉通り、めっきり涼しくなってきました。朝晩は長袖を着ずにいると寒いくらいです。日中との気温差で風邪などひかないよう、気を付けたいものですね。

さて前回の答えです。前回のお花の名前は、「シュウカイドウ」(秋海棠)でした。

 

ベゴニアによく似ているのですが、花の柄の部分が長く、真ん中の黄色がとてもかわいいですね。ややうつむき加減に咲くところも清楚な感じがします。秋海棠という中国名をそのまま音読みにして「シュウカイドウ」としたそうです。まさに秋の花ですね。

松尾芭蕉「秋海棠 西瓜の色に咲きにけり」という句がありますが、西瓜(スイカ)の色とは思いませんでした。でもみずみずしい感じはどちらも同じですね。

では、今日のお花です。

  

やはり、秋といえば、この花ですね。最近はセイタカアワダチソウに負けてしまってずいぶん少なくなったように思います。これも秋の七草のひとつです。さてなんという名前でしょう。もうおわかりですね。でも答えはまた次回お知らせしますね。

0

季節の花だより㉜

朝晩、めっきり寒くなってきました。やっぱり秋ですね。

秋の草花が、あちこちで美しく咲いています。また紹介していきたいと思います。

では、前回の答えです。前回の答えは、「クズ」でした。

 

この辺りでは、もうあちこちで山を覆いつくすほどの強い植物です。根はでんぷんを含んでいるため、くず粉の原料になります。「宝達クズ」は、とても高価ですね。

また、秋の七草としても有名です。秋の七草は「お・す・き・な・ふ・く・は」と覚えましょう。全部言えますか?

では、今日のお花です。これも秋を代表するお花です。

  

毎朝歩く、ご近所のお家の前に咲いていました。さてなんというお花でしょう。

ベゴニアではありませんよ。答えはまた次回お知らせしますね。

0

季節の花だより㉛

やっと少し涼しくなってきました。

先日からマコモのところにいたカマキリが、いなくなってしまいました。

きっともう涼しくなったので、卵を産むために草むらに隠れてしまったのでしょうね。

ちょっぴりさみしくなりました。

では、前回の答えです。前回のお花の名前は、「トレニア」でした。

  

トレニアは、別名「夏すみれ」とも呼ばれ、東南アジアなどに多く見られるそうです。

めしべの先が2つに割れていて、触るとふたをしてしまう面白いお花です。今度見かけたら、そっとやってみてください。

では今日のお花です。

  

学校の前の草むらは、この蔓と花でいっぱいです。秋の七草の1つでもあるこの花は何という名前でしょう。

もうおわかりですね。では答えはまた次回お知らせしますね。

 

0

季節の花だより㉚

台風が過ぎたとはいえ、なんだか肌にまとわりつくような湿っぽい風が吹いています。

しかし、虫たちは秋の気配を感じ取っています。学校の玄関横にある「マコモ」の葉に、おなかの大きいカマキリが住みついています。マコモの葉を食べるバッタを餌にするために、しっかり待ち構えているのです。子どもたちはいつタマゴを生むのか、毎日楽しみに見守っています。

さて、前回の答えです。前回のお花は「ニラ」でした。

  

葉っぱをちぎると、とても香ばしい独特のにおいです。「ニラ」がこんな空き地に咲いているなんてびっくりですよね。でももしかしたら、以前は畑だったのかもしれませんね。

では、今日のお花です。

   

学童裏駐車場の隣のお家に咲いていました。このお家のおばあちゃんは、お花が大好きで、いつも登校を見守りながらお花のお世話をしていらっしゃいます。

このお花は、こぼれた種から育った小さな苗を移植すると、どんどん増えてきています。紫やピンクがとっても鮮やかでかわいいですね。

さて、このお花は何という名前でしょう。答えは、また次回お知らせしますね。

0

季節の花だより㉙

毎日暑い日が続いています。昨日は急な雨が降りましたが、ますます湿度も上がり蒸し暑くなりましたし、大きな台風も心配ですね。やはり、温暖化の影響なのでしょうか。

さて、前回の答えです。前回の答えは、「ヘチマ」でした。

  

給食室の横辺りにある棚には今たくさんのヘチマの花が咲いています。でもよく見るとほとんどが雄花ばかりで、

雌花は1つ2つしか見つかりませんでした。実も3つ4つほどあったように思います。

私は小学校の頃、学校でヘチマ水を集めた経験がありますが、実はヘチマは、繊維の少ない品種や若い実を食べる地方もあるようです。カレーやシチューに入れたり味噌煮や炒め物にもするようですよ。またヘチマは「イトウリ(糸瓜)」とも呼ばれ、それが縮められて「とうり」となり、「いろは歌にて、へとちとのあいだなれば言う」とあるように「いろはにほへとちりぬるを」の「へ」と「ち」の間に「と」があることから、「へちま」と言われるようになったようです。面白いですね。

では、今日のお花です。郵便局の裏にある空き地のようなところに咲いていました。

  

実は、この植物も主に葉を食べることができます。葉っぱをちぎって匂いを嗅いだら、独特のにおいがしました。

さてなんという花でしょう。正解はまた次回お知らせしますね。

 

0

季節の花だより㉘

毎日暑い日が続いていますが、夜になると秋の虫たちが一斉に鳴き始めています。

英田小の周りは自然がいっぱいあるせいか、虫たちの鳴き声も大きい気がしますが、どうでしょうか。

さて、まずはお詫びと訂正をします。

花だより㉖で紹介した名前が間違っていました。大変失礼いたしました。

↑このユリの名前を「テッポウユリ」と紹介したのですが、正しくは「シンテッポウユリ」でした。

実は、自分の子どものころの経験から、こんなに「ユリ」が群生している光景をあまり見たことがなく、不思議に思い調べてみたのです。するとやはり、このユリたちは「外来種」であることが分かりました。

テッポウユリは在来種で6月ごろ咲くのだそうです。8月に咲くのは「タカサゴユリ」という台湾辺りが原産のユリで、花弁の裏に赤紫色のすじがあるそうです。

そしてこの「タカサゴユリ」と「テッポウユリ」が交配したのが、「シンテッポウユリ」で赤い筋がないそうです。

    

まずは咲く時期で判断し、8月の終わりに咲くのはタカサゴユリかシンテッポウユリだそうです。やはり外来種だったのかと納得しました。お詫びして訂正いたします。

 

さて、前回の答えは、「ヤブラン」でした。

  

このお花も、山蔭などのの湿ったところに咲く、涼しそうなお花です。夏はやはり、涼しげなお花がいいですね。よく見ると一つ一つの花がとってもかわいいです。

では、今日のお花です。学校の敷地に今が盛りと咲いています。

  

クマバチやカナブンのような虫がたくさん集まって花粉をあつめています。よく見ると、実もなっていますね。

さて、この花は何と言うでしょう。4年生以上の子どもたちは、簡単に分かりますね。では正解はまた次回です。

0