ブログ

福祉学習 バリアフリー学習・車いす体験・高齢者疑似体験・アイマスク体験(4年生)

4年生は,5月から多くの方々のご協力を得て,福祉学習として体験活動をしています。

6月12日に社会福祉協議会の方々に来ていただき,「バリアフリー」について学びました。一生懸命話を聞いたり,メモを取る姿が見られました。世の中にはバリアフリーが広がってきていますが,「なんちゃってバリアフリー」が意外とあるというお話を聞いて,みんな目から鱗でした。いろいろな人の立場に立って物事を見ることが大切だと気付いた4年生でした。授業後,「学校になんちゃってバリアフリーがないか」と考え始めていました。

6月21日に再度,社会福祉協議会の方々にご協力いただき,車いす体験・高齢者疑似体験をしました。

車いす体験では,相手の気持ちを想像して声をかける大切さや,乗っている人にとってどんなことが困るのかなどを感じていました。体育館にある多目的トイレに車いすで入ってみて「なんちゃってバリアフリー」がたくさんあることに気付くこともできました。

高齢者疑似体験では,体がとても動かしにくくなることや,腰や足が痛くなりやすいことなどを感じていました。15分ほどの体験でもそう感じたのに,高齢者の方々はそれがずっと続いていることに気付き,高齢者の方々を労わっていきたいという思いがうまれていました。そして,この体験でも「なんちゃってバリアフリー」がありました。

6月26日に再再度,社会福祉協議会の方々にご協力いただき,アイマスク体験をしました。

アイマスク体験では,日頃見慣れ,過ごし慣れている学校が,未知の世界に感じたようでした。アイマスクをした子供たちは,「今ここどこ?」「こわい」「次どうなっている?」と,不安でいっぱい。それを介助する子供たちは,「もうすぐ階段があるよ」「大丈夫」「次に右に曲がるね」「階段あと3段で終わるよ」など,安心する言葉がけをしていました。

 

これらの体験を通して,「なんちゃってバリアフリー」ではなく,環境も心も「本当のバリアフリー」を目指していきたいと,子どもたちは目標を新たにしていました。