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3年社会科(公民分野) 模擬裁判をしてみよう!

 本日、学年集会の形で模擬裁判を行いました。


 裁判員制度が始まって10年以上がたちます。

 多くの人が裁判員として選ばれ、重大な刑事事件の判決をまかされてきました。

 ただし、その難しさから国民に敬遠されたり、司法の仕事にたずさわる人が少ないことが大きな課題となっています。


 そこで、授業では、「公正に裁くこと」について、裁判の専門用語も用いて本格的な模擬裁判を傍聴し、判決についてグループディスカッションを行いました。

 被告人・裁判官・裁判員・検察官・弁護人・証言者役の人たちによる迫真の演技を見ながら、殺人未遂罪についての有罪・無罪、および量刑を決定しました。

 

 

<生徒の感想より(一部)>

・裁判員制度では、誰が選ばれるか分からないから、全国民が裁判について、勉強するべきだと思った。国民が司法に参加することは、良い経験になると思う。

 

・どちらかに同情したりするなどの公正な判断がとても難しいと思った。それでも決めなくてはいけないから裁判に長い時間が必要なことに納得した。


・改めて、国民が司法に参加することはとても大切なことだと感じました。なぜなら、見ることしかできない傍聴人とほぼ同じ人が、裁判に対して意見をいうことができる裁判員というものがあるおかげで、より公正な意見になると感じたからです。

 


 3年生たちは、公正な判決を下すことの難しさ・大切さを実感することができました。


 これを1つのきっかけに、少しでも司法に興味をもってくれるといいなと思います。

 ドラマや映画を見るといった、小さなことからでもいいですし、もちろん将来の夢として司法の仕事を目指してくれる人が増えるといいですね。


 本校の教育目標である「宝達中プライド~21世紀をしなやかに、たくましく生きるため、更なる高みを目指して何事にも取り組む生徒~」を目指して、日々、生徒は頑張っています!