校長あいさつ


  

自分らしく、心豊かに生きていく力を育む教育を

 

 本校は、石川県で初めてとなる肢体不自由と知的障害の2つの障害種に対応する総合型の特別支援学校として、平成18年度に肢体不自由教育部門を、平成20年には、知的障害教育部門を開校し、今年度で開校15年目を迎えました。
 令和2年度は小学部、中学部、高等部合わせて116名の新入生を迎え、児童生徒数427名で、新たな“いしかわ特別支援学校”がスタートしました。
 一方、新型コロナウイルス感染の拡大により、令和2年3月から臨時休校措置となり、4月に入学式を実施後に、再度の臨時休校が続いている状態です。
 未だ、終息が見えない状況ですが、「陽はまた昇る」のように明けない夜はありません。こんな困難な時だからこそ、本校教職員、そして、保護者・児童生徒の皆さんと力を合わせて、前向きに生きて、この難局を乗り越えていきましょう。そして、この経験はこれからの子ども達の人生に生きてくるものと信じています。
 本校では、今年度の重点目標として、①主体的で対話的で深い学びを実現する授業実践力の向上②生活単元学習の再考と児童生徒の実態に応じたICT機器の活用③本校キャリア教育全体計画の基づく小学部段階からのキャリア教育の推進、④安心・安全な学校づくりと健康・体力の保持・増進⑤防災学習リスト活用した児童生徒の防災教育の推進を掲げて、指導・支援の充実に取り組みます。
 さらに、隣接する金沢こども医療福祉センターをはじめとする地域の福祉・労働等関係機関や保護者の皆様と連携・協力を図りながら、児童生徒一人一人が自分らしく、心豊かに生きていく力を育む教育を推進してまいります。
 保護者の皆様には、一層のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。 

 
               
石川県立いしかわ特別支援学校長  近藤 貴好