河北台中学校のようす

令和2年度 河北台中学校のようす

辰巳アートコラボレーション~中高芸術交流~のようす

 今日から3日間の日程で、金沢辰巳丘高等学校と本校との「中高美術交流」が行われます。この催しは、美術を専門に学ぶ高校生の芸術学習の成果を鑑賞したり、美術創作の楽しさを体験することを目的にしています。美術室横の廊下には、高校生の素敵な作品が飾られました。専門に学ぶ生徒の作品のすごさに驚かされました。また、今日の放課後は、金沢辰巳丘高等学校から大鍬先生、角井先生が来校され、本校美術部の生徒に実技指導を行っていただきました。生徒たちは「にじみ」「吹き流し」「ベタ塗り」の技法を教わりました。

市長による特別授業が行われました

 6限目に3年生を対象に「かほく市のまちづくり」と題した、油野かほく市長による特別授業が行われました。
 平成16年3月1日から、かほく市がスタートし、今の3年生は皆、かほく市育ちであることから、昨年度に続き開催されました。市長からは、市政スタートから今日に至るまでの経緯、市の財政状況、住みやすさランキングが全国16位であることとそれを支える施策等について、直接伺うことができました。特に1年生が学習している防災については、能登沖地震が起きるとかほく市では最大3.6mの津波が起こる可能性があることから、海抜表示板の設置、防災士の育成を進めたとの話もありました。

 市長のお話の後には、各クラスから、かほく市政について3つの提案がありました。

「太陽光発電や再生可能エネルギーの利用によりエネルギーの地産地消を」(1組 丸井梗凪さん)

「高齢者の健康維持のために、バランスの良い献立などを回覧板でお知らせを」(2組 山口新太さん)

「特産物等かほく市の魅力を発信するためにYouTubeチャンネルを」(3組 國近元都さん)

 市長からは「国同様、かほく市も脱炭素社会をめざしているが、一人一人がごみを出さないように心がけること」「かほく市総人口の28.9%が高齢者であるが、元気と生きがいのために、中学生にはあいさつや声掛けをしてほしい」「かほく市も公式チャンネルを持っているが、世代に合わせて媒体を変えて、情報発信を増やしていきたい」など質問に答えるとともに、中学生に望むことも話してくださいました。かほく市民の一人として、自分が育ったかほく市を知る機会になりました。

県中学校駅伝大会が行われました。男女とも昨年より順位を上げました。

 天候にも恵まれ、うのけ総合運動公園陸上競技場で県中学校駅伝大会が行われました。男子は6区間18.0Kmを女子は5区間12.3Kmを走りました。結果は男子が15位、女子が7位入賞を果たしました。男女とも昨年より2つ順位を上げました。陸上部の皆さんはこの日に向けて、練習に調整に励んできました。お疲れ様でした。

創立記念式、11月の全校集会が行われました

 6限に11月の全校集会、創立記念式が行われました。今日の集会からは、マスクを着用したままですが、校歌も3題目まで歌唱することができるようになりました。1年生にとっては、初めて聞く先輩の校歌です。先日の合唱コンクールに続き、2・3年生の校歌に力強さを感じることになりました。校歌の前には、表彰披露が行われました。この欄で紹介した女子陸上部、男子卓球部の生徒の他、「いしかわ吹奏楽コンサートWeb総選挙」で優秀な成績を収めた吹奏楽部の表彰が披露されました。

 今日は創立記念式を兼ねた集会ということで、校長先生からは、今年度が創立64年目、新校舎となって14年目であることを教えていただきました。また、校訓「常に正しく」は創立時の遠塚谷町長の想いが詰まっているそうです。これまでの卒業生は10,936人、今日まで築いた先輩の道をさらに広げ、踏み固めていってほしいです。

 11月の目標は「めいっぱい勉強」です。生活面では学習環境を整えるために3S(整理・整頓・清掃)に力を入れようとの話が、学習面では、家庭学習を進めるために「今日の授業で習ったことを、もう一度自分で考える習慣をつけよう」と話がありました。毎日の積み重ねが、必ず自分に返ってきますね。文化祭も終わった11月は、環境を整えて、じっくり学習に向かって「実りの秋」となることを期待しています。

 なお、学校では、今日から6日(金)までの日程で学校公開を行っています。時間に都合のつく方は、ぜひお子様の学校での様子をご覧いただければと思います。講堂ホールでは、合唱コンクールの映像も上映しています。

3年生 租税教室が行われました

 6限に社会科の授業の一環として、租税教室が行われました。講師として、税理士の河原司氏に来ていただきました。この教室は、次代を担う生徒が税の意義や役割を正しく理解することを目的としています。冒頭には「税金がない世界」についてのアニメーションを見て税の役割を感じました。また、お話の中で中学生1人に対し、年間104万円が国、県、市の税金から負担されていることも伺いました。

 3年生社会科の授業の中で、12月頃に扱う内容です。ぜひ、今日学んだことを思い出してください。

3年生 SDGs講演会(第2弾)が行われました

 5・6限目に月曜日に続き、3年生SDGs講演会が行われました。今回は金沢市の明和工業より金原竜生氏を講師としてお迎えしました。5限目は第1部「明和工業のSDGsな取組~なぜ、明和工業はSDGsに取り組むのか~」と題したお話を聞かせていただきました。第2部は「キャリア設計と働き甲斐」というテーマで講師の金原さんの生き方に触れることで、3年生が自分自身の将来を感じる機会となりました。

 明和工業は農業施設、特に穀物貯蔵乾燥施設に集塵装置、炭化装置を作り、籾摺りの処理をする機械を製作しているものづくりの会社と伺いました。第1部では企業がSDGsに取り組む意味として、環境、社会がなかったら企業はない、SDGsに適合する経営は必要不可欠であることや、SDGsの捉えとして「2030年までの世界の方向性を示したもの、世界が大切にしたいものリスト」であることなどを教えていただきました。

 生徒からの「海外渡航の経験から中学生にできることは?」の質問には、「知ること。今までと違うことをやってみる。知らないと問題があるけど見えてこないから。」と答えられました。3年生からの多くの質問に対し、講師の金原さんからは「質問のレベルが高い」と、お褒めの言葉をいただきました。3年生にとっては、総合的な学習の時間に調べた、学んだ、発表したSDGsを軸に、世界の現状、地球はもちろん自分の将来までも思索する濃密な1週間になりました。思いっきり頭を使った後の心地よさを感じることができたのではないでしょうか。

3年生 SDGs講演会が開催されました

 5・6限目に会宝産業より海外事業部 宮川裕基氏を講師にお迎えし、SDGs講演会が行われました。会宝産業とは「自動車のリサイクルを通じて世界の後始末に貢献する会社」であり、第2回ジャパンSDGsアワード外務大臣賞を受賞した企業です。講演の中で、人間の血液の流れに例えてものづくりをする産業を動脈産業、あとしまつをする産業を静脈産業ということを教えていただきました。静脈産業がないと、地球は地下資源を使ってものをつくり、使われたものは廃棄するしかなく、行き場所がなくなるということでした。これまでSDGsについて調べてきた3年生、SDGsの理念である、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」は言い換えると「自分だけが良い」と思ったら達成できない目標であることを改めて感じることができました。特に最後のスライドに映された「目の前の”モノ”の奥に広がる世界を想像できること」は、これからの予測不可能な時代を生きる上で、大切な力かも知れません。

 6限目は生徒の質問に講師が答えてくれる形式で行われました。「会宝産業がSDGsに着目したきっかけは?」「コロナ禍における問題点とその対応は?」「海外で技術指導をする際に、現地の方の自立をめざして気をつけていることは?」などの質問は、講演より深く想いを聞かせていただくこととなり、3年生の質問力にも感動しました。

 特に「働く原動力になるものは?」という質問には、これまで宮川氏が学生時代にものづくりに関わった経験、先進国以外でのものづくりに興味を持ったことから、国の発展に伴う深刻なごみ問題を目の当たりにし「ものをつくった結果が、本当に未来を豊かにしてくれるのか」と考えることになったと聞かせてくれました。SDGsのみならず、宮川氏の生き方にも触れることができる素敵な時間になりました。

薜 史斗さん(卓球部)全国大会への出場が決定しました

 薜 史斗さん(3年)が、昨日、開催された石川県ジュニア卓球選手権において、2位の好成績を収める快挙を成し遂げました。この大会は県内の高校2年生以下が出場する大会です。この結果により、来年1月11日から大阪府で開催される全日本卓球選手権ジュニアの部への出場が決まりました。おめでとうございます。

加賀地区新人大会結果のお知らせ

 9月19・20日に行われた河北郡市新人体育大会の結果から、男女卓球部、男女陸上部、女子ソフトテニス部が加賀地区新人大会に駒を進めました。本日、開催された陸上競技大会をもって、すべての加賀地区大会が終了しましたので、県選抜大会出場の部活動、上位入賞の個人について結果をお知らせします。

 〇女子卓球部 団体の部 ベスト8 ※県選抜大会に出場決定(12月13日に、いしかわ総合スポーツセンターで開催)

 〇男子卓球部 個人の部 優勝 薜 大斗、2位 村上 拓哉

 〇女子陸上部   女子800m3位 倉島 志津稀、女子走高跳7位 今井 菜々子

令和2年度文化祭が行われました

 後期の生徒会目標は「CEM(シェム)一瞬一瞬を大切に」。そこから派生した今年度の文化祭スローガンは「special」。「コロナ禍の特別な時期に、文化祭が開かれる意味を感じながら成功させよう」との生徒会長のあいさつから幕を開けました。

 最初は、「合唱コンクール」1年生の部からスタートしました。この日の本番のために、音楽の授業、昼休み、放課後の練習を積み重ねてきました。ソロあり、曲中に拍手ありと工夫が見られ、学年が上がるにつれ、迫力のある歌声を聞かせてくれました。「最優秀賞」に輝いたクラスは1年4組、2年3組、3年1組でした。生徒全員の投票で選ばれる「生徒会賞」は3年3組でした。

 続いて行われたのは「前期さわやか賞授与式」でした。さわやか賞は、「さわやかカードに記載された経験があり、他の模範となる行動をした生徒に贈られるもの」です。毎日の積み重ねを全校生徒・職員で認めるものです。今回は25名の生徒が受賞しました。

 1年生 落合美夢(1)宮本拓弥(1)赤坂昭太郎(2)川原奏(2)沢田梨里愛(2)髙井のどか(3)長山大晟(3)

     井波万理奈(4)田丸ほのか(4)

 2年生 冨澤理緒(1)南雛乃(1)倉島志津稀(2)瀬野透緒子(2)切中穂乃華(3)吉田輝月斗(3)

 3年生 大塚政史(1)桶谷涼美(1)山元萌々夏(1)紺谷華蓮(2)高森梨紗(2)林遥(2)内潟凛(3)大村友里(3)

     國近元都(3)新田雪乃(3)

 続いて行われたのは、各学年の「総合的な学習の時間」の発表です。1年生のテーマは「防災学習」です。人口が増加しているかほく市で避難所が足りるのか、熊本地震で困ったことなど個別にテーマを設定し学習した成果を発表しました。発表の中には、防災士の方に聞き取りをしたり、1年生全員にアンケート調査を行ったりと工夫が見られました。2年生は「金沢自主プラン」で学んだことをクイズ、寸劇で紹介しました。県都金沢と住んでいる地域との比較や文化について学びました。「金沢駅にハトがいないのは?」とクイズもありました。答えはお子様に尋ねてください。3年生はSDGsについて学んだ成果を発表しました。生徒全員が調べたテーマに基づく未来への提言・自分の行動を提案する様子が映像で流れました。これまでの学習をつなげ、未来への課題解決策を探るという、さすが3年生と思える濃い発表でした。3年生の姿は1・2年生の刺激になったことと思います。

 なお、1年生の防災学習のお手伝いをしていただいたかほく市より、備蓄していた「水またはお湯を注いでできる五目ごはん」いただきました。給食の際に、非常食を食べる経験もできた文化祭になりました。

 午後の部は吹奏楽部の発表がありました。今日が1・2年生の初舞台ということでしたが、堂々とした演奏でした。3年生に指導してもらった成果を披露する場になりました。本日は、講堂2階の入口に家庭部の作品展示もありました。学校公開の際には、ぜひ、家庭部作品の作品もご覧ください。

 感染症拡大防止の観点から、今年度の文化祭は生徒・職員のみでの開催としました。来月4日~6日の学校公開の際には合唱コンクール、吹奏楽部の映像を10時、13時からの1日2回(6日は学校行事のため10時からのみ)上映しますのでご覧いただければ嬉しいです。