河北台中学校のようす

令和2年度 河北台中学校のようす

3年生 SDGs講演会(第2弾)が行われました

 5・6限目に月曜日に続き、3年生SDGs講演会が行われました。今回は金沢市の明和工業より金原竜生氏を講師としてお迎えしました。5限目は第1部「明和工業のSDGsな取組~なぜ、明和工業はSDGsに取り組むのか~」と題したお話を聞かせていただきました。第2部は「キャリア設計と働き甲斐」というテーマで講師の金原さんの生き方に触れることで、3年生が自分自身の将来を感じる機会となりました。

 明和工業は農業施設、特に穀物貯蔵乾燥施設に集塵装置、炭化装置を作り、籾摺りの処理をする機械を製作しているものづくりの会社と伺いました。第1部では企業がSDGsに取り組む意味として、環境、社会がなかったら企業はない、SDGsに適合する経営は必要不可欠であることや、SDGsの捉えとして「2030年までの世界の方向性を示したもの、世界が大切にしたいものリスト」であることなどを教えていただきました。

 生徒からの「海外渡航の経験から中学生にできることは?」の質問には、「知ること。今までと違うことをやってみる。知らないと問題があるけど見えてこないから。」と答えられました。3年生からの多くの質問に対し、講師の金原さんからは「質問のレベルが高い」と、お褒めの言葉をいただきました。3年生にとっては、総合的な学習の時間に調べた、学んだ、発表したSDGsを軸に、世界の現状、地球はもちろん自分の将来までも思索する濃密な1週間になりました。思いっきり頭を使った後の心地よさを感じることができたのではないでしょうか。

3年生 SDGs講演会が開催されました

 5・6限目に会宝産業より海外事業部 宮川裕基氏を講師にお迎えし、SDGs講演会が行われました。会宝産業とは「自動車のリサイクルを通じて世界の後始末に貢献する会社」であり、第2回ジャパンSDGsアワード外務大臣賞を受賞した企業です。講演の中で、人間の血液の流れに例えてものづくりをする産業を動脈産業、あとしまつをする産業を静脈産業ということを教えていただきました。静脈産業がないと、地球は地下資源を使ってものをつくり、使われたものは廃棄するしかなく、行き場所がなくなるということでした。これまでSDGsについて調べてきた3年生、SDGsの理念である、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」は言い換えると「自分だけが良い」と思ったら達成できない目標であることを改めて感じることができました。特に最後のスライドに映された「目の前の”モノ”の奥に広がる世界を想像できること」は、これからの予測不可能な時代を生きる上で、大切な力かも知れません。

 6限目は生徒の質問に講師が答えてくれる形式で行われました。「会宝産業がSDGsに着目したきっかけは?」「コロナ禍における問題点とその対応は?」「海外で技術指導をする際に、現地の方の自立をめざして気をつけていることは?」などの質問は、講演より深く想いを聞かせていただくこととなり、3年生の質問力にも感動しました。

 特に「働く原動力になるものは?」という質問には、これまで宮川氏が学生時代にものづくりに関わった経験、先進国以外でのものづくりに興味を持ったことから、国の発展に伴う深刻なごみ問題を目の当たりにし「ものをつくった結果が、本当に未来を豊かにしてくれるのか」と考えることになったと聞かせてくれました。SDGsのみならず、宮川氏の生き方にも触れることができる素敵な時間になりました。

薜 史斗さん(卓球部)全国大会への出場が決定しました

 薜 史斗さん(3年)が、昨日、開催された石川県ジュニア卓球選手権において、2位の好成績を収める快挙を成し遂げました。この大会は県内の高校2年生以下が出場する大会です。この結果により、来年1月11日から大阪府で開催される全日本卓球選手権ジュニアの部への出場が決まりました。おめでとうございます。

加賀地区新人大会結果のお知らせ

 9月19・20日に行われた河北郡市新人体育大会の結果から、男女卓球部、男女陸上部、女子ソフトテニス部が加賀地区新人大会に駒を進めました。本日、開催された陸上競技大会をもって、すべての加賀地区大会が終了しましたので、県選抜大会出場の部活動、上位入賞の個人について結果をお知らせします。

 〇女子卓球部 団体の部 ベスト8 ※県選抜大会に出場決定(12月13日に、いしかわ総合スポーツセンターで開催)

 〇男子卓球部 個人の部 優勝 薜 大斗、2位 村上 拓哉

 〇女子陸上部   女子800m3位 倉島 志津稀、女子走高跳7位 今井 菜々子

令和2年度文化祭が行われました

 後期の生徒会目標は「CEM(シェム)一瞬一瞬を大切に」。そこから派生した今年度の文化祭スローガンは「special」。「コロナ禍の特別な時期に、文化祭が開かれる意味を感じながら成功させよう」との生徒会長のあいさつから幕を開けました。

 最初は、「合唱コンクール」1年生の部からスタートしました。この日の本番のために、音楽の授業、昼休み、放課後の練習を積み重ねてきました。ソロあり、曲中に拍手ありと工夫が見られ、学年が上がるにつれ、迫力のある歌声を聞かせてくれました。「最優秀賞」に輝いたクラスは1年4組、2年3組、3年1組でした。生徒全員の投票で選ばれる「生徒会賞」は3年3組でした。

 続いて行われたのは「前期さわやか賞授与式」でした。さわやか賞は、「さわやかカードに記載された経験があり、他の模範となる行動をした生徒に贈られるもの」です。毎日の積み重ねを全校生徒・職員で認めるものです。今回は25名の生徒が受賞しました。

 1年生 落合美夢(1)宮本拓弥(1)赤坂昭太郎(2)川原奏(2)沢田梨里愛(2)髙井のどか(3)長山大晟(3)

     井波万理奈(4)田丸ほのか(4)

 2年生 冨澤理緒(1)南雛乃(1)倉島志津稀(2)瀬野透緒子(2)切中穂乃華(3)吉田輝月斗(3)

 3年生 大塚政史(1)桶谷涼美(1)山元萌々夏(1)紺谷華蓮(2)高森梨紗(2)林遥(2)内潟凛(3)大村友里(3)

     國近元都(3)新田雪乃(3)

 続いて行われたのは、各学年の「総合的な学習の時間」の発表です。1年生のテーマは「防災学習」です。人口が増加しているかほく市で避難所が足りるのか、熊本地震で困ったことなど個別にテーマを設定し学習した成果を発表しました。発表の中には、防災士の方に聞き取りをしたり、1年生全員にアンケート調査を行ったりと工夫が見られました。2年生は「金沢自主プラン」で学んだことをクイズ、寸劇で紹介しました。県都金沢と住んでいる地域との比較や文化について学びました。「金沢駅にハトがいないのは?」とクイズもありました。答えはお子様に尋ねてください。3年生はSDGsについて学んだ成果を発表しました。生徒全員が調べたテーマに基づく未来への提言・自分の行動を提案する様子が映像で流れました。これまでの学習をつなげ、未来への課題解決策を探るという、さすが3年生と思える濃い発表でした。3年生の姿は1・2年生の刺激になったことと思います。

 なお、1年生の防災学習のお手伝いをしていただいたかほく市より、備蓄していた「水またはお湯を注いでできる五目ごはん」いただきました。給食の際に、非常食を食べる経験もできた文化祭になりました。

 午後の部は吹奏楽部の発表がありました。今日が1・2年生の初舞台ということでしたが、堂々とした演奏でした。3年生に指導してもらった成果を披露する場になりました。本日は、講堂2階の入口に家庭部の作品展示もありました。学校公開の際には、ぜひ、家庭部作品の作品もご覧ください。

 感染症拡大防止の観点から、今年度の文化祭は生徒・職員のみでの開催としました。来月4日~6日の学校公開の際には合唱コンクール、吹奏楽部の映像を10時、13時からの1日2回(6日は学校行事のため10時からのみ)上映しますのでご覧いただければ嬉しいです。