材料化学科NEWS

2022年6月の記事一覧

課題研究の内容紹介

今年度取り組んでいる内容について紹介します!まだ試行錯誤している途中ですので、大まかにどのようなことをしているのか写真で紹介します!

 

①温度によって色が変わる!?

紫色のコップ   →  これを加熱すると  →加熱した部分が白くなる!→水をかけると色が戻る!

    加熱前    →   加熱後

この現象を利用して何か問題を解決できないか、何か商品化できないかと考えている最中です!

 

②光るチョークを貝殻から作る!?

最近、黒板に映像を映しながらの授業が多くなり、チョークの文字が見づらい時がある・・・そんな問題を解決し、さらに環境にも良いものを作ろう!という発想から生まれたテーマです。

チョークの主成分である炭酸カルシウムは、貝殻の主成分と同じであること、知ってましたか?

貝殻を実際に買ってきて、蓄光(ちっこう)顔料という、暗いところで光る成分を混ぜて、チョークを作りました!

貝殻を洗って   →     焼く!    →  粉を溶かし、型にはめる →実際に書ける!→ 若干光ります!!

まだあまり光るものはできていませんが、黒板には普通に書けます!

また、黒板の下にたまっているチョークの粉を集めて、ピンクのチョークも作ってみました!これもエコで良いですね!

 

 ③自力で手持ち花火を作る!?

※この実験は、安全であることを確認し、先生が立ち会って行っています。危険ですのでマネしないでください。

花火は基本的に、火薬+色をつけるための金属類でできています。

 色を付けるための金属類、というのは、炎色反応を起こすような金属のこと!

例えば、ナトリウムなら黄色、リチウムなら赤色になります。

割りばしをアルミホイルに包んで加熱し、木炭にします。

 これに各種金属の粉を混ぜて火をつけます

 火をつけると、本当に手持ち花火のようになっていました!!(写真取れませんでした!)

 

④つかめる水を作る!?

プラスチックはなかなか分解されず、海に流れていくと海洋生物が食べてしまったり、マイクロプラスチックになったりしてしまうため、プラスチックに替わる材料はないか?というところから生まれたテーマです。

実際に、ヨーロッパではこの技術を利用して、マラソンの給水所でこの水を使う取り組みをしたそうです!

原理は人工イクラと同じで、海藻の主成分の物質を水に溶かし、化学反応を起こして表面に膜を作ります。

  もとになる液体 →  反応させるとつかめる水の完成!

かなり中に液体が入っているのが分かると思います!

100 gの分銅を乗せると膜が破れてしまいました!今後の課題は強度です!

 

⑤化学の花園!ケミカルガーデンを作る!!

ある液体にとある粉末を入れると、結晶のようなものが広がっていき、まるでサンゴ礁のようにきれいなインテリアになります♪

液体に粉末を入れて数分経った後 ブドウみたいでかわいいですね!

粉末の種類を変えると、様々な色、形の結晶になります!不思議ですね!

 

今後も各班のテーマについて紹介していく予定です!

お楽しみに^^

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