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ごあいさつ(令和5年度)

ごあいさつ

 

金沢向陽高校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。


本校は、昭和45年に普通科高校として開校し、本年度、創立から54年目を迎えました。平成12年度より単位制を導入し、伝統を大切にしながらも、新たな挑戦を忘れずに前進を続けてきております。


 本校は普通科でありながらも2年次から、自分の能力や適性、進路に応じて「進学系」(「文系」「理系」)「ビジネス系」「生活科学系」という系を選択し、様々な科目を学ぶことができます。校訓は「自学」。なりたい未来の自分を見つけ、自分の力と可能性を信じて積極的に学び努力し続ける、これが金沢向陽のスピリッツです。本校で学ぶことの楽しさや奥深さに触れ、学びをさらに深めていくため、大学等への進学を志す生徒も、近年増えています。


 また、部活動も活発で、運動部、文化部とも生徒が意欲的・主体的に活動を行っています。令和4年度県総体優勝で34連覇となった女子バドミントン部、全国大会常連のアーチェリー部、馬術部をはじめ、サッカー部やバレーボール部、卓球部、ハンドメイド部、吹奏楽部、華道部、茶道部等も熱心に活動しています。


すでに新聞報道等でご存知かと思いますが、令和7年度を目標として、いしかわ特別支援学校知的障害教育部門高等部が、本校敷地内に建設される新校舎に移転・開校する予定です。本校では、特支校舎と隣接する立地を生かし、障害がない生徒と障害がある生徒が共に学ぶ「インクルーシブ教育」を推進してまいります。全日制普通科の高校生と、ほぼ同数の知的障害がある生徒との共同学習や交流による日常的な触れ合いは全国的に見て例がなく、2年後の本格実施に向けて、今年度は障害者理解講座の実施や、単発的な共同学習、共同のボランティア活動等を予定しています。全国のインクルーシブ教育推進校では、学習活動や交流による両校の生徒の学びは大きく、思いやりの心が育つなどの人間的な成長につながるとされています。


中学生の皆さん、障害がある仲間と一緒に学び、友として繋がるという経験を、皆さんの将来の夢へとつなげてみませんか。小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の教員や、障害児施設職員等の職業に就くこと、あるいは共生社会における具体的な施策を提案できる公務員等になることなど、他校では経験できない充実した3年間と、その経験に続く優しい未来があなたを待っています。


中学生の皆さんやその保護者の皆様、先生方で、本校見学の希望や本校についてのご質問がありましたらいつでも私もしくは教頭までご連絡下さい。


今後とも一層のご理解とご協力をお願いいたします。


校長  辻 智子