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六年生を送る会 

2月22日、「6年生を送る会」がありました。これまでお世話になった6年生に感謝の気持ちを伝えようという1年生から5年生の一生懸命な思いが伝わってきました。そしてその思いをしっかりと受け止め、下級生の頑張りにあたたかな視線を送っていた6年生の真摯な姿がとても素敵でした。
4年生は、国語の教材の「ごんぎつね」を題材に音楽劇をしました。リコーダー演奏を交えながら、国語で学習した主人公「ごん」の心情を思い浮かべて台詞を言ったり、歌を歌ったりして、とでも見応えのある劇に仕上がっていました。また、出し物の最後に披露したボディパーカッション「アラベスク」は、6年生もかつて学習した曲で、懐かしそうに曲を聴きながらボディパーカッションに見入っていました。4年生の堂々とした発表ぶりは、来年度高学年に進級するに相応しいものでした。

  

1年生は、小学校に入学したこの1年間に勉強してきたことを、思い出をふり返る形で発表しました。「国語では言葉集めをしたね」「長いお話も読めるようになったよ」「算数では数の勉強をしたね」「計算もスラスラになったよ」等々、身振り手振りを入れながら楽しくお話してくれました。6年生も自分が1年生だった頃を思い出していたのではないでしょうか。最後は音楽の時間に習った「ゆめのタネ」を元気よく歌いました。1年生は入学してから6年生にたくさん遊んでもらいました。その6年生の前でしっかりと発表できてとても満足そうでした。

  

2・3年生は、「ドキドキドン!中学生」と題して、6年生が過ごしたこの6年間をスライド写真も交えながら発表しました。「ドッキドキドン○年生!」とその年その年の印象的な出来事を寸劇やクイズなどを交えて紹介していきました。6年生が「ドッキドキドン4年生」の時に6年生を送る会で踊った「つばめ」を紹介したときは、曲に合わせて身体を動かしていた6年生もいました。最後の「ドッキドキドン中学生」では、2・3年生が6年生へ、中学校進学に向けてのエールを送り、6年生はそれをしっかりと受け止めていました。

  

来年度、押水第一小学校の最高学年を引き継ぐ5年生は「思い出をふりかえろう」として、今年度、最高学年として学校全体を引っ張っていってくれた6年生への感謝の気持ちを込めた劇をしました。特に「運動会の応援合戦」と「鼓隊演奏」の場面では、おもしろおかしくコント仕立てで構成し、会場を盛り上げていました。下級生に優しく、そして相手の立場に立って工夫しながら粘り強く教えてくれた6年生の姿から、学校のリーダーとしてとても大事なことを5年生は学び取ることができたように思います。今回の「6年生を送る会」の全体運営もしっかりと務めてくれました。現6年生の思いを引き継ぎ、次年度の最高学年として立派なリーダーになってくれるものと期待しています。

  

そして6年生。脚本、演出、練習、すべて6年生たちが自分自身だけで作り上げた「なかえもん~のび太の成長伸びすぎた~」です。言うまでもなく、アニメ「ドラえもん」をモチーフにした劇です。今年度の6年生12名は、お互いにとても仲が良く、学級はいつもあたたかな雰囲気に包まれています。今回披露した劇でも、その仲の良さ、チームワークを発揮して、とても素敵な劇に仕上げていました。劇の内容は「ドラえもんがのび太の成長のためにのび太から離れ、のび太はドラえもんの力を借りることなく頑張っていく」というものでしたが、6年生はこの劇に「ドラえもんがのび太を支えていたように、自分たちを支えてくれた学校支援ボランティア等の方々への感謝」そして「中学校生活を自分自身の力で充実させていきたいという決意」を込めているように感じました。

  

どの学年も、それぞれの学年のよさを発揮し、6年生と下級生がお互いに思いやっているとても素晴らしい「6年生を送る会」になりました。