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手話体験教室

10月23日の3限目に、向粟崎にお住まいの耳の不自由な東さんをお招きして、「手話体験教室」を1組2組合同で行いました。
 手話通訳の方を通して、手話でのお話でした。ご自身の障害のこと、三重苦と言われるヘレンケラーのお話、耳の不自由な人が使う道具を紹介していただいたり、手話でのあいさつを教えていただいてみんなで覚えたりしました。子どもたちは真剣に目と耳と心で聞いていたようです。
 いろいろな質問にも答えていただきましたが、最後に東さんから「耳の聞こえない人をかわいそうと思いますか」と逆に質問されました。ほとんどの子どもたちが「かわいそうと思う」に手を挙げました。しかし、東さんは大きな手ぶりで「それはちがう」と答えました。そして手話で、「かわいそうなんて思わなくていい。みんなと同じように楽しいことはいっぱいあるし、ちゃんと暮らしている。ただちょっと不便なだけ」と続けました。
 障害はもっているけど、ふつうの人と同じように内灘町で生活している、中にはふつうの人以上にボランティアなどにがんばっている人もいるそうです。東さんのお話を聞き、少しの時間でしたがふれ合えたことはとてもいい経験になったと思います。