2025年7月の記事一覧
1年生 能登でのフィールドワークを通じた防災学習
7月25日(金)、1年生全員を対象に防災学習を行いました。このプログラムは、私たちも体験した能登半島地震による大規模な地盤隆起等を目の当たりにし、明日起こるかもしれない災害への備えを学ぶことを目的に、金沢大学の塚脇真二先生にも同行していただき、実施しました。
門前にある総持寺では、副監院の高島様から二度の地震による被害の状況や復興に向けた動きについて、説明を受けました。また、地盤が隆起し、海底が露出してしまった鹿磯漁港、黒島漁港では、地元の方から、北前船で栄えた歴史や、変わり果てた漁港への思いについてお話を聴きました。
塚脇先生や、高島副監院、地域の方々のお話から、生徒たちは震災の経験を決して忘れず、「関心を持ち続けること」「向き合っていくこと」の大切さを学んでいます。8月には、グループでこの学習の成果をまとめ、発表する予定です。
志賀高校の生徒たちが、能登復興に向けての力となり、新たなにぎわいと笑顔を生み出す存在になってくれることを期待します。
大島地区そくさい会との交流会
7月24日(木)、福祉コース3年生6名が、大島地区そくさい会との交流会を行いました。猛暑の午後ということで、心配していましたが、8名の参加者が大島集会所に集まってくださいました。
はじめの体操やフラフープくぐりから積極的で、「がんばって」「ゆっくりね」という参加者同士の声かけもとても素敵でした。「野菜の重さピッタリゲーム」では、「野菜の重さは毎日計っとるよ」「道の駅に出荷しとるからね」というプロも多く、大盛り上がりで、参加した生徒たちも尊敬の目で見ていました。
最後の風船バレーでは、「座ってバレー」のはずが、皆さん元気に立ち上がり、サービスエースやアタックを決めていました。こちらはハラハラしましたが、「楽しかったわ~」「中学校のとき、バレー部やってんよ」と大満足の様子でした。
生徒たちはこのような交流を通して、試行錯誤しながら企画・運営にあたり、参加者に合ったレクリエーション活動や関わり方を模索し、学んでいきます。今後も、若い力で、高齢者のこころとからだが元気になる活動を継続していきます。
令和8年度全国募集(レスリング部)について
本日、「令和8年度全国募集(レスリング部)」について掲載しましたので、お知らせいたします。
1年生金沢学院大学模擬授業体験及び施設見学
7月22日(火)、進路意識の高揚を図ることを目的に、1年生全員を対象に実施しました。今年度、訪問させていただいたのは、金沢学院大学です。
生徒たちは、文学部心理学専攻の中﨑先生の「心の見方、測り方」というテーマの授業を体験しました。体験を交えた授業に生徒たちは興味津々で、何度も驚きの声をあげていました。
また学食体験では、栄養バランスのとれた日替わりランチや、大盛りのカツカレーが人気で、大学生になったつもりでランチを楽しみました。最後に、キャンパス内を見学し、給食センターのような栄養学部の共同調理実習室や、教育学部の幼児教育を学ぶ教室、図書館等、専門性の高い施設をじっくりと見せてもらいました。
中﨑先生からは、「『自ら問いを立て、その解を求める』のが大学での学び方。『知るを楽しむ力』を高校時代に身に付けてきてほしい」とお話をいただき、大学での学びに憧れを抱いた生徒も多かったようです。中﨑先生をはじめ、関わっていただいた先生方、職員の皆様、本当にありがとうございました。
介護DX体験~恵寿総合病院にて~
7月18日(金)、ビジネス・福祉コースで探究活動を行う「福祉DX班」6名が、恵寿総合病院を訪問し、介護DXの見学や体験活動を行いました。
はじめに、内田介護部長から「介護現場が変わる介護DX」について説明を聞き、見守りや入浴介護、レクリエーションを効率的かつ安全・安楽に行う、様々な介護ロボットを紹介していただきました。そして、「こすって洗う」から、「微粒泡で洗い流す」へと、入浴の概念が大きく変わろうとしていることを学び、泡シャワー等を体験させていただきました。お湯につかるだけ、泡をつけるだけで肌がつるつるになることが驚きでした。
様々な福祉機器を積極的に導入することで、患者様、職員の皆様の双方が安全・安楽に介護活動を行えるようになり、患者様の幸せと支援する職員の喜びに繋がっているとお話を伺いました。介護は、日々、進化していることを実感し、今後も、新しい介護・福祉を学び続けていきたいと感じました。