理科室から

アルコール脱色法でデンプン確認

 秋の校庭の草花をつかって,光合成の確認実験を行いました。
 今回は,1度目の「たたき出し方」ではなく,エタノールを使った「脱色法」でやってみました(上の写真は,エタノールで脱色している様子)。緑色が抜けた葉っぱの様子に驚き,エタノールがきれいな緑色に染まったのを見て喜んでいました。
 1日前にアルミホイルでおおった葉と,そのまま太陽光をあてた葉との違いは歴然。雑草も,ちゃんと光を浴びて光合成をしていることが確認できました。

「ハトのエサ」を植えてみました

プランター 5年生との最初の授業は「タネと発芽」のお話。
 大量にタネが入っている「ハトのエサ」を準備。これらのタネが発芽するのか予想を立てながら実験してみました。
 見事発芽したタネ達を,今日,プランターに移し替えました。
 どんな風に育つのかな。興味津々の子どもたち。

なんという花だろう…

ヒメリュウキンカ 今,珠洲市のあちらこちらに,黄色の花が咲き乱れています。
 背の高い植物は,ほとんどが「菜の花」。
 背の低いのがタンポポ…かと思いきや,ちょっと葉のようすも違っていて,花の様子も違っています。どうも帰化植物っぽい感じもします(西洋タンポポだって帰化植物ですが)。
 この植物の名前を調べてみました。
「ヒメリュウキンカ」と言うそうです。とても繁殖力が強くて,タンポポ以上にあっという間に広がります。引き抜こうとしても,根元からにゅるっと取れてしまって地面の下の根っこがしっかり残るような仕組み。
 原産はヨーロッパからシベリアだそうです。

アサギマダラの幼虫・サナギ

 今,珠洲には,アサギマダラという蝶が,海岸に来ています。この蝶は,長距離の渡りをする蝶として有名で,九州などからも飛んできているようです。どうしてそんなことが分かるのかというと,アサギマダラを研究している人(マニアも含む)は,蝶を捕まえて羽に名前や日付・捕獲場所などをマーキングし,もう一度放してやるのです。こういう作業を,あちこちでやることで,同じ蝶が捕獲され,どこから飛んできたのかが分かるというわけです。
 珠洲に来るときには成虫となっていて産卵も行わないので,卵や幼虫の姿を見ることはできないのですが,白山市の知り合いから分けてもらい,学校で観察しています。
 サナギは,とてもきれいな緑色で,金の点々まで入っています。いつ羽化するのかな。

夜 夜空と奥能登国際芸術祭

 奥能登国際芸術祭が終わりました。
 FBには,星空好きな人が撮影した芸術祭の作品とのコラボ作品が掲載されています。
 せっかくなので,子どもたちにも紹介したいと思って,理科室前ローカに飾っておきました。
 撮影者には,ちゃんと許可を取ってあります。
 写真には,オリオン座や昴なども写っています。

アゲハの幼虫

 3年生の教室に,アゲハの幼虫がいます。
 学校の向かいのお家のおばあちゃんから,「レモンの鉢植えに幼虫がいるからどうですか」と声をかけてもらい,頂いてきました。レモンの実もできているのですが,それは,あとでお返しすることにします。
 今じゃ,ほとんど,葉っぱがなくなってきていて,レモンがうまく熟してくれるかどうか心配なほどです。
 一部はサナギになっています。来年の春が楽しみですね。

プランクトンを見てみました

 学校の池から網を使ってごそごそやって取ってきた水を顕微鏡で見てみました。
 今回は,ゾウリムシやミカヅキモ,ワムシの仲間や何かの幼虫などをみることができました。球形の物体がくるくる回っているのが沢山見られましたが,それが何かは分かりませんでした。
 ま,5年生にとっては,同定することよりも,池の中には小さな生き物が沢山住んでいることが分かればいいのです。
 ある子のプレパラートには,写真のような生き物がいました。ワムシなのか,ラッパムシなのか分かりませんが,口にある繊毛を盛んに動かして,自分より小さな生き物を食べようとしているようすが見られました。上のでかいやつは,花粉か何かが割れたものだと思います。

ワルナスビという植物

ワルナスビ 学校の花壇とブロック塀の間から,ジャガイモの花のような花をさかせた雑草が生えていました。茎を見ると,バラよりもするどくとがったとげがいっぱいです。なんとも,危険そうな植物です。
 ネットで調べてみると,「ワルナスビ」という種類の植物のようです。ジャガイモと同じナス科の植物。
 ワルナスビは,外来種で,とても強いので増えているようです。

カブトムシの幼虫60匹!

カブトムシの幼虫 今年もまた,公民館の館長さんから,カブトムシの幼虫の入った土を頂きました。さっそく,三つのケースに分けて入れてあげましたが,その数,60匹。
 希望者には,分けてあげようと思います。
 腐葉土が入ったケースを持って来て下さい。少しの腐葉土なら学校でも分けてあげますよ~。

水溶液の同定

 水溶液の性質の最後は,「未知の水溶液を同定しよう」です。
 今回は,一時間で終えたかったので,5種類の水溶液を準備しました。
 子どもたちには,炭酸水,塩酸,ミョウバン水溶液,アンモニア水,石灰水,食塩水,砂糖水のどれかであると言ってあります。
 班で相談し実験。においやリトマス反応,蒸発させてみて残った物を見る…などの実験をして,見事同定できました。
 子どもの感想を紹介します。

 なんの水溶液かわからないものでも,性質がわかれば,わかってすごいと思った。なやみながらも,できたので,探偵みたいで面白かった。(Hくん)