2016年7月の記事一覧

台風の進路を調べました

 今年は,台風の発生がとても遅くて,この間,第1号が来たばかりです。
 そこで…というわけでもありませんが,教科書を先取りして,台風の勉強をしました。
 ネット上には,デジタル台風というサイトがあります。ここには過去の台風が,その進路や気圧,そして雲映像も登録されています。
 好きな年を選び,日本に近づいてきた台風の進路を調べて,白地図に記入します。一人三つ調べるだけで,
・台風がどのあたりに発生し
・どんな進路を通り
・どのあたりで消滅するのか
が,およそ理解できるんです。
 大きな台風の動画(連続写真)を見ると,台風が発達していくようすもみることができて,なかなかの迫力です。

葉も出しているけど…私も出しているかも…

 葉まで来た水は,その後どうなるのだろうか? 子どもたちから出てきた予想は次の通り。
・日光が当たっているので,葉から蒸発していく。
・葉から水蒸気になって出ていく。
・水の分子のうち,酸素原子は体に取り入れられて,水素だけ葉から出ていく。
・花や,他の部分に移動していく。
 分子の話まで出てきて,なかなかおもしろいです。
 さて,そのうち,まず,「葉から水蒸気が出ているかどうか」を実験します。
 校庭にある樹木の葉を数枚,枝ごとビニル袋に包んで…枝だけの包んだ物も対照実験として準備。
 セットし終えて教室に戻ると「先生,私の手も包んで…」とMさん。先ほどの授業で,「人間も汗をかくから,葉っぱからも出てくるのではないか」という意見に触発された行動です。
 本人からの希望なら…ということで,約1時間ほど,手に袋をかぶせたまま過ごしました。
 結果はご覧の通り。私たちの身体からも,汗でダラダラ落ちなくても,水蒸気が出ているんですね。

サナギになろうとしているアゲハの幼虫

 今朝,近所のお家の裏で七夕用の竹を切っていたところ,2年生のEさんが,「先生,こんな幼虫いました」と木の枝だについたアゲハの幼虫を持ってきてくれました。
 なんで,木なの? と思って見てみると,糸を出して,サナギに変身する準備をしている所でした。Eさんも,それに気づいていたらしく,「糸みたいのでつながっている」と言っていました。
 Eさんは,まだ2年生。そこで,この幼虫は,3年生教室へと行くことになりました。3年生は,蝶の成長や昆虫を勉強していますから。
 さて,どんな蝶が出てくるのでしょうか。まずは,無事にサナギになってくれることを願っています。

ツマグロヒョウモンの幼虫とサナギ

ツマグロヒョウモン
 学校の玄関のプランターのビオラの葉に,あまり見かけない幼虫がいました。調べてみるとツマグロヒョウモンという幼虫らしいです。その後,プランターから離れて,サナギになりました。そのサナギというのが変わっています。真っ黒なんですが,対称的な金色の星の模様があるのです。なんとも神秘的な感じがします。