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2021年5月の記事一覧

「高松歴史街道」ポイント紹介④

<高松歴史公園>

 のと里山海道高松インターチェンジを降りて北に進むと、高松歴史公園と呼ばれる小さな公園があります。

 

◆高松口銭(こうせん)場跡の碑(高松歴史公園内)

  加賀藩は、街道の整備を進め、沿道の主要な村を駅(うまや)に指定し、駅馬の制度を定めていました。高松も能登方面に至る表街道の宿場駅のひとつでした。宿場駅には物流の拠点として各地から物資が集まり、荷問屋と呼ばれる人々の手によって各地の駅へと運ばれていました。口銭というのは、物資にかけられる手数料・運送料・保管料などを意味していました。

 高松は海上交通の面でも加賀・能登を結ぶ重要拠点であり、江戸時代中期以降には取り扱う物資の量も増えました。これらの口銭の徴収を行っていた場所が、口銭場です。