宇ノ気中学校の出来事

宇ノ気中学校の出来事

2年生の球技大会より

 元気な3年生が卒業して、校舎の中は静かな感じがします。そのような中、2年生の球技大会が行われました。保健体育の時間に行ったバレーボールの目標である、3段攻撃がゲームの中でどれくらいできるか楽しみでした。バレーボール部がいるチームは、部員がセッターとなりスパイクを打たせる場面が見られました。元気一杯の3組が総合優勝に輝きました。また、9人の生徒に個人賞が渡されました。

 ○試合結果

  男子の部:1位 3組、2位 1組

  女子の部:1位 3組、2位 2組

  総合の部:1位 3組

 

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決断

 昨日(3月11日)、剣道部は新化館にて「卒業を祝う稽古会」を行いました。男子生徒は夏まで丸坊主だったのが、随分髪の毛も伸びて少し大人びた顔つきになっていました。早くに進路が決定し稽古に参加していた生徒もいましたが、先日行われた公立高校入試に向けて受験勉強に励んでいた生徒にとっては、かなり久しぶりの稽古となりました。

 

 剣道という競技は、他のスポーツには無い独特のルールがあります。それは、いざ試合が始まると、監督が選手に対してサインを送ったり指示したりすることができません。万が一疑わしい言動や動作があると、すぐに審判員から注意を受けます。

 つまり、個々の選手は、一旦10m四方の試合場に足を踏み入れた瞬間、すべてのことを自ら決断しなければなりません。

「一本を取りに勝ちにいくのか」「打たせずに引分に持ち込むのか」「面・小手・胴、何を狙っていくのか」・・・すべて選手の判断に委ねられます。そこには、たとえ監督であっても一切第3者の介入が許されません。

 

 人生は年を重ねるごとに「自分で決断する」場面に多く遭遇します。悩み、考え、迷いながら、最後は自分で決断し悔いのない人生を送ってほしいと願っています。

 

 保護者の皆様、3年間ありがとうございました。みなさんの支えがあったからこそ、思う存分子どもたちと剣道ができました。そして、みなさんと多くの喜びを分かち合えたことに心から感謝いたします。

 

 卒業生の諸君、3年間本当によく頑張った。

   これからも君たちの決断を応援しています。

     卒業おめでとう!

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第77回卒業式が行われました!

 朝から雪が降る大変寒い日となりました。今年度は、多くの来賓の方においでいただき、また保護者の人数制限もなかったので2階の観覧席も満席となり、たくさんの方々に祝福され、卒業式を行うことができました。

 校長先生から一人一人に卒業証書が手渡され、その様子が大型ビジョンで映され、保護者の皆様もしっかり見ることができました。そして、校長先生の式辞、竹本副市長と川村PTA会長より祝辞を頂きました。

2年生の竹津さんが送辞で、「先輩方のおかげで、今の自分がある。感謝してもしきれない。この後は自分達がしっかり頑張ります!」と素直な気持ちを3年生に送りました。答辞では、本田さんが、この3年間を「3つのまさか」の出来事で振り返り、先生方、保護者、後輩達に感謝の気持ちを伝えました。竹津さん、本田さん、本当にお疲れ様でした!

 3年生が帰る頃には、太陽も顔を出し、先生方と写真を撮ったり、部活の仲間と写真を撮る姿がありました。

 保護者の皆様、大変寒い日となりましたが、参列して頂き、ありがとうございました。そしてこの三年間、本校の教育活動にご理解、ご支援を頂き、心より感謝します。

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令和5年度清水賞の受賞式が行われました!

 本日の予行練習の後に、今年度の「清水賞」の受賞式が行われました。4名の生徒が「善行賞」1名の生が「科学賞」を受賞しました。清水育英会より、藤井副理事長が来校され、一人一人に賞状を手渡して頂きました。この「清水賞」は、今年度で終了となるそうで、藤井副理事長も寂しいと話していました。

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いよいよ明日は、卒業式です!

 公立入試が終わり、本日は明日の卒業式の予行練習が行われました。明日も大変寒い日になりそうですが、在校生そして先生方で、笑顔で3年生を見送りたいと思います。

 さて、下の写真は今年の3年生の卒業記念品の時計です。「時を守る」ことを大切にしている宇ノ気中学校として最高の記念品となりました。3年生そして保護者の皆様、本当にありがとうございます!

 中央の写真は、図書室前に掲示してある「3年生の思い出の写真」です。明日、卒業式場に入る前にぜひご覧下さい。

 そして、3年生にとって最後の給食は、お祝い給食でした。おすましには㊗と入ったかまぼこが入っており、そして生徒の大好きなケーキもあり、3年生は大変楽しそうに食べていました。

 

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Well-being

 みなさんは、ウェルビーイングという言葉を聞いたことがありますか。Well-being(ウェルビーイング)とは、Well(よい)とBeing(状態)が組み合わさった言葉です。 元々は「健康的な・幸せな」を意味する、16世紀のイタリア語「benessere(ベネッセレ)」を始源としています。

 

 本日(3月7日)、1年生全クラスを対象に「特別の教科 道徳」の授業を行いました。講師の先生は、昨年も本校に来ていただいた金沢工業大学・准教授の平真由子先生です。

「みんな、ウェルビーイングって知ってる?」

「英語で書いてみよう!」

 平先生のテンポの良い問いかけに、始めは緊張気味だった生徒たちも授業の後半には、ほとんどの生徒が自分から手を挙げて発言していました。

 

 授業が終わった後で、平先生に伺ったのですが、「価値観が異なる者同士が、お互いに自分を大切にしながら他者を大切にすることは、大人でも難しい課題です。ただ、これができないが故に、いじめや偏見・差別が起きているのだと思います。そのためには、まず、自分と他人は違うんだ、ということをはっきり理解することと、自分を大切にするという意味を理解することが大切です」と仰っていました。

 

 保護者の方も何名か参観していただきました。

 平先生、素敵な授業をありがとうございました。

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公立入試2日目!

 本日、公立入試2日目です。今日は、朝から太陽が出ており、1日中晴れの予報です。駅で見た生徒の様子は、緊張した様子もなく「頑張ってきます!」「やり切ってきます」と笑顔の生徒が多かったです。ラスト2教科です。頑張れ、宇中生!

 学校では、すでに進路先が決まった生徒が大掃除をしてくれました。窓やドアの桟、いすや机の脚などを丁寧に拭き、大変きれいになっていました。本当にありがとう!

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公立入試1日目!

 本日、公立入試1日目です。大変寒い日となりましたが、生徒は電車やバスに乗り遅れることなく受験校に到着したようで、ホッとしています。あとは1教科、1教科、1日、1日とにかくやり切ってくれることを願っています。

 今日は国語、理科、英語の3教科、明日は社会、数学、面接及び実技試験(※一部の高校)が予定されています。頑張れ、宇中生!

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歌姫が宇ノ気中学校にやって来ました!

 本日、1年生の総合的な学習の時間に声楽家の西野真理さんが来校されました。西野さんは、元音楽教師として河北郡市で勤務されており、歌の楽しさを生徒に伝えて来ました。2年前に退職されてからは、町内のコミュニティセンターや哲学館などでミニコンサートを開くなどの活動をされています。

 今日は、「宇ノ気中の校歌」や1年生の音楽の時間で学んだ「魔王」や「フィガロの結婚(4幕のうちの最後の1幕)」そして西野さんが作詞作曲した「防災の歌」など楽しいおしゃべりと一緒に9曲を歌ってくださいました。西野さん、素敵な時間をありがとうございました!

 

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夢の続き・・・

 昨日(3/4)、本校の卒業生である吉村匠登(よしむら たくと)先輩が稽古に参加してくれました。吉村先輩は先日紹介した志礼先輩と同級生で、宇ノ気中を卒業後、長崎県にある島原高校に進学し、3年間寮生活を送りながら剣道日本一を目指して日々稽古に励んでいました。

 先週、高校の卒業式があったのですが、その前日までこれまでと変わらないメニューで稽古をしていたそうです。志礼先輩が通っていた九州学院高校は、全国から中学時代に様々な大会で好成績を納めたタイトルホルダーが集まるいわゆる「エリート集団」に対し、島原高校はとことん稽古で鍛えて強くする「叩き上げ集団」という表現がふさわしいチームです。毎日、学校の授業が終わるや否や、我先にと生徒が道場までダッシュで集まり道場の雑巾がけから始まり、ほぼ休憩なく厳しい稽古が繰り返し行われます。

 

3年間の島原での生活はどうだった?という問いに対し、

「1年生の頃は、とにかく稽古の厳しさと、寮での1年生としての雑用が大変でした。そして、学年が上がるにつれ、選手になるため日々プレッシャーとの闘いでした。同期はもちろん、後輩もどんどん力をつけてくるので、部内戦や遠征先での1試合1試合が真剣勝負で、もう必死でした。」 

 島原高校は昨年度(令和4年度)の全国高校総体(インターハイ)で、準決勝で九州学院、決勝で宮崎県日章学園に勝利し全国制覇を果たしました。今年度は連覇が懸かった大会でしたが、残念ながらそれは叶いませんでした。 

 夢を叶える。多くの人がよく口にする言葉です。けれどそれを叶えるためには、本気で掴み取るには多くの犠牲を払わなければなりません。「遊びたい」「好きな物を好きなだけ食べたい」「オシャレをしたい」普通の高校生であるならば、当然の感情だと思います。それらを我慢して、学業以外のすべてをかなぐり捨てたとしても、夢が叶うという保証はどこにもありません。

  令和5年度北海道インターハイに島原高校は長崎県代表として出場し、吉村先輩は控えメンバーとして登録されましたが、試合に出場することなく、夢を叶える舞台に立つことすらできませんでした。 

 けれど、日本一になるという夢はまだまだ続きます。4月からは関東の強豪である国学院大学で「夢の続き」に挑戦します。

 

もう一度、高校生活を送るとしたら、島原に行くか?

「はい、行きます」

即答でした。

 

 夢という花がある。

  それはどこにでも咲くし、誰でも知っている。

    花は萎むし散っていく。

      しかし、また新しい芽が出てくる。

 

匠登 3年間本当によく頑張った。卒業おめでとう!

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