進路指導室から

2021年8月の記事一覧

学問・大学探究(北海道大学編)

本日(8/19)の午後、アプリケーションソフトZoomを用いて「学問・大学探究(北海道大学編)」を行いました。

協力してくださった卒業生は、西田圭吾さん(70回、経済学部4年生)、木本佳樹さん(69回、大学院 農学院 修士前期課程1年)の2名です。

「経済学を学ぶことによって、人々の暮らしを通して幸福のあり方を解明する能力を身につけることができる」

西田さんの研究テーマは、「開発経済学」。途上国の経済問題の分析等、扱うトピックはとても幅広いそうです。「貧困線」を例に、わかりやすく説明して下さいました。

 

「農学部とは、農林業やその他関連産業の発展のための研究をする」

木本さんの研究テーマは、「圃場排水」。生徒にはなじみのない言葉ですが、「作物には水が必要だが、多すぎると悪影響を及ぼす。健全な生育のために適度な排水が必要。効率よく排水を行うための研究を行った。」と話して下さいました。

また、「実際の農地で研究を行えるので、自分の研究が社会に役立っていることを実感できる」と北海道大学ならではのメリットも知ることができました。

 

二人の後輩へのメッセージを紹介します。

「後悔しない選択をする」

「物事には因果関係(原因と結果)がある - 失敗には原因がある。それを分析し、次につなげよう」

「自分の進路は自分で決めよう! -先生、両親から意見をもらうことはすごく大事。でも、自分のことは、最後は自分で決める。」

「やりたいことを探してやろう!」

2年続けて北海道修学旅行が行われていないため、キャンパスの様子、大学生活など、丁寧に説明して下さいました。季節の移ろいによってさまざまな表情を見せるキャンパスの様子は、生徒にとっても魅力的に感じられたのではないでしょうか。

地域をリサーチ・編集したい人 募集③ (by EATLAB)

本日(8/6)、EATLAB株式会社で「GEMBA見学コース発表会」が行われました。

生徒が同行取材した「GEMBA」のヒミツ、オープンファクトリーでの体験名・体験内容、見学コースなどを発表しました。

事前の下調べ、当日の取材、取材後の追加調査など、発表に向け、かなり頑張ったようです。

また、資料作成にあたり、EATLAB様よりご指導・ご助言を頂き、よいプレゼンテーションになりました。

 

生徒の感想を一部紹介します。

・「小松に住んでいるのにまだ知らないことが多いと感じたし、イートラボを通して小松の魅力的な部分を感じ、深めることができたと思う。それらをもっと多くの人に知ってもらうための取り組みをこれからも考えていこうと思いました。」

・「今まで知らなかったことも、この機会に詳しく知ることができ、地元愛が深まりました。」

・「視野を広げてみることで、新しいことをたくさん学ぶことができたし、九谷焼という、古くからある伝統的なものも、新しいものを取り入れていくことで、広げる活動をしていて、今の時代にあった形にしていくことの重要性に気づけた。」

・「伝統を大切にしていくのは大切だけど、新しい文化の形を次の世代が作っていかなければ次の次の世代が伝統と呼ぶものはなくなって廃れていってしまいます。『伝統』という言葉に甘えずに刷新し、新しい形を追求する勇気は本当に素晴らしいと思います。」

・「中学校の職場体験では、飲食店に行って、その中でしか働いてみれなかったけど、EATLABさんのように他の仕事を支える仕事もあるということを体験できて、良かったです。」

・「取材の時、EATLABの方が、ただ取材先の方の話を聞いているだけでなく、質問などをしながら自分に必要な情報をうまく引き出しているところがすごいと思ったし、自分も日々の生活で、そんな風に情報を引き出す練習をしていきたいと思った。」

 

 

代表取締役の新道様

「EATLABは、情報をもらって取材し、それを加工・編集し、新しい価値を生み出している会社。」

共同創業者の瀬尾様

「学ぶためにやったことが、何らかのかたちで生きてくる。今後どんなことを学びたいか、どんな風に生きていたいのかを考えるきっかけにして欲しい。」

 

今回の活動を通して、生徒それぞれが知ることのない多様な世界・価値観に触れ、自らの進路を主体的に考える一助となることを願っています。

EATLAB株式会社様をはじめ、各事業所の皆様、ありがとうございました。