教育計画

教育計画

教科指導
  • 指導内容の系統性を重視し、児童生徒のニーズに従い内容を精選し、基礎的な力を育てる。
  • 学習の進度や能力の実態を把握し、個に応じた指導の充実を図る。
  • 長期療養により社会経験の不足しがちな児童生徒に対し、視聴覚教材等や情報教育機器の活用により学習意欲を高める。
  • 複数学級による合同学習も行い、指導効果を高める。
  • 病状が回復し、転学間近な児童生徒の実態に応じ、学習の進度を転学校に合わせるように努めたり、小・中学校等に交流学習を行ったりするなど段階的、発展的指導を進める。
 
道徳教育
  • 種々の困難を改善・克服して、強く、明るく生きようとする人間形成をめざす。
  • 各教科等との関連を密にし、児童生徒の実態に応じた指導を行う。
 
総合的な学習・探究の時間
  • 学年やクラスの枠を超えた集団に所属する中で、探究的な学習の課程において課題解決に必要な知識及び技能を身に付ける。また、実生活の中から問いや課題を見出し、その取り組みに対して探究的な見方・考え方を働かせ、横断的、総合的な学習に主体的・協働的に取り組むとともに、互いの良さを生かしながら、積極的に社会に参画しようとする態度を養う。
 
特別活動
  • 集団活動をとおして、互いを理解し協力できる実践的態度を育てる。また、それらの活動をとおし個性の伸長を図り、自主的な態度を養う。
 
自立活動
  • 自立活動の指導は、児童生徒一人一人について実態を把握し、これに即した「個別の指導計画」を作成し学校教育全体をとおして行う。また、各教科、道徳科、総合的な学習(探究)の時間及び特別活動と密接な関連を保ち、個々の児童生徒の障害の状態・病状・発達段階等に応じて適切に行うものとする。
 
児童生徒の病種や障害等に応じた目標の一例を以下にあげる。
筋ジストロフィー
  • 心身の状態を把握し、現有機能の維持を図る。
  • 障害に基づく種々の困難を改善克服しようとする意欲の向上を図る。
  • 望ましい対人関係の形成をめざす。
慢性疾患
  • 自己の症状を理解し、生活の自己管理が出来るようにする。
  • 集団への適応力を養う。
  • 望ましい対人関係の形成をめざす。
脳性まひ等重度重複障害
  • 生活リズムを確立し、健康の維持増進を図る。
  • 身体及び感覚機能の向上を図る。
  • 表情や身振り、しぐさなどによるコミュニケーションの成立をめざす。
 
児童生徒指導
  • 日常的な生徒指導は、児童生徒の実態に応じて、朝礼や終礼、学級活動等で指導を行う。「校則(生徒指導に関する基本方針)」を活用する。
  • 医王病院等のスタッフと連携しながら、適切な指導となるよう配慮する。また、学校生活全般で、規範意識や自己有用感を育て、自尊心を高めるような働きかけを行う。
  • 問題発生時には、学校全体で指導にあたり、必要に応じて医王病院等のスタッフとも連携を図る。また、部会や事例検討会・職員朝礼で、途中経過を含めた情報の共有を図る。
 
面接・指導・助言
  • 医王病院等のスタッフと連携をとりながら、必要に応じて担任を中心に、個々の児童生徒と相談する機会をもち適切な指導を行う。
 
進路指導
  • 目標
    • 進路に関する課題を解決するために、児童生徒と教師が協力し、さまざまな活動を通して児童生徒が主体的な進路計画の作成や選択の力を養い、自己実現できるように援助する。
  • 基本方針
    • 全職員が一体となった指導体制の確立を図る。
    • 進路指導が、計画的・継続的に行えるよう資料の整備を行う。
    • 本校が最終学歴となる卒業生について、移行支援計画に基づく継続的な支援を行う。
    • 医療関係者や保護者と密接な連携を保ち、児童生徒に適切な援助ができる体制を作る。
    • ハローワークや事業所と連携を保ち、個に応じた進路指導を行う。
    • 職場見学、学校見学、職場実習、全体研修会等を必要に応じて実施する。
 
健康管理
  • 目標
    • 医療と連携し、病種・病状並びに発達段階に応じた健康管理・健康教育を推進し、生涯を通じて健康で安全な生活を営むための必要な知識、技能を養う。
  • 方針
    • 児童生徒一人一人の障害や特性を考慮し、医王病院等と積極的に情報交換を行いながらそれぞれの実態に合った適切な健康管理、健康教育、学校安全、健康相談を推進する。
  • 主な内容
医王病院等との連携 病院・学校連絡会や各種カンファレンス、日々の情報交換等により病院との連携を密にする。
定期健康診断の充実 医王病院等との連携の理解と協力を得て、本校の現状に応じた健診方法を工夫し、その結果を相互に共有して活用する。
学習環境の整備 適切な学習環境を整えるため、学校薬剤師の指導・助言や外部機関の活用により定期検査、日常点検を学校全体で計画的かつ組織的に行う。定期の安全点検や職員作業により学校全体で事故防止に努める。
健康観察 児童生徒のそれぞれの実態に応じた観察簿の様式、方法等により実施し、きめ細かい健康状態の把握に努める。
健康相談 児童生徒の病気や障害が原因となる精神的な体調不良、発達段階に応じた悩みなどに対して、傾聴や共感に努め、自己肯定感を高めることを意識した支援を行う。必要に応じて医王病院等との関係者で連携をとりながら対応し、情緒の安定を図る。
 
図書の活用
  • 目標
    • 読書の楽しさを知り、進んで読もうとする気持ちを育てる。
    • 極的な図書室の利用や読書を勧める。
  • 主な内容
    • 図書室の利用を推進し、読書習慣を養う。
    • 児童生徒の実態に合わせた読書環境を提供し、読書指導や図書の選択・購入を行う。
    • 読書指導は各教科担任、学級担任などと連携を密にして行う。
 
交流教育
  • 目標
    • 学校間交流・地域交流等をとおして、児童生徒の社会性を養い、好ましい人間関係を形成する。
  • 具体的内容
    • 近隣の小・中・高等学校、医王病院等との交流の機会を持つことを検討する。
 
生きがいづくりを目指す学校
  • 目標
    • 個々の児童生徒のニーズに応じたICT機器等を利用できる環境を作り、卒業後の生きがいづくりをめざす。
  • 具体的な内容
    • パソコン等のマルチメディアを活用し、自己表現活動を行う。
    • インターネットを使ったコミュニケーション活動を行う。
    • その他、QOLを高めるための支援を行う。
 
政治的教養を育む教育
  • 目標
    • 生徒が有権者として自らの判断で権利を行使することができるよう、政治的教養を育む 教育の充実を図る。
  • 具体的な内容
    • 政治的中立性に留意し、系統的・計画的な指導を行う。
    • 徒が選挙運動や政治的活動に熱中するあまり、以下のような支障があると認められる場合には、改善を求める指導を行う。
各種計画    R7学校安全計画  R7学校保健計画  R7人権教育全体計画