自彊日新

災害は忘れた頃にやってくる

 今朝は雨ふり。大雨に警戒という日。台風が通り過ぎてなお、天気はぐずついています。夏らしい日はどこへ行ったのでしょうか。でっかい太陽もすっかりご無沙汰しています。

 今日も一日いい日でありますように。

 いまだスッキリしない天気ですが、各地の被害はまだまだ拡大しそうです。くれぐれも他所のことと高をくくらず、自分事としてとらえて身の回りの安全を確保し、危険個所の点検をお願いします。片山津地区も過去には柴山潟の氾濫で水害に遭われている方々もたくさんおいでます。ここ片山津中学校は避難場所となっていますが、その場合の対処についても私たち教職員は確認しておくことが必要です。

 柴山潟に流れ込んでいる動橋川ですが、ご存じの通り上流にはダムがありません。そのおかげでそこにすむ生物にとっての育成環境は素晴らしいのです。しかし、山で大雨が降ると瞬く間にその姿を変えてしまいます。ダムがありませんから、ものの数分で暴れ川と化します。

 もう15,6年前のことですが、夏休み。上流の東谷地区のある場所にてキャンプ(川遊び)を予定していたことがあります。当日の朝、急激な雨。当時はゲリラ豪雨という言葉があったかどうか記憶にないのですが、激しい雨が降りました。現場の確認とキャンプファイヤー用の牧を準備するために、そのキャンプ予定地の前を通ったときには、川はまだきれいな清流でしたし、つかみ取り用のイワナのいけす(大きな箱)も大丈夫でした。それから薪を準備するために、その場所から奥に移動し、薪を準備し戻ってきたときには、キャンプ予定地の河原は濁流にのまれ、その姿はありません。当然イワナの生けすは・・・。その場を離れてから30分は経っていません。あの濁流は恐怖以外の何物でもあれませんでした。そのような河川がこの柴山潟に流れ込んでいるのです。毎年動橋地区では河川の警戒水量を超えるようなことが生じています。この地区の地域の特性を十分に把握して、何が起ころうとも十分な体制をとっていきたいと思っています。

 この秋、防災訓練が片山津地区にて実施されますが、その時だけではなく、常にその意識を持っていきたいと思っています。片山津中学校では、総合的な学習の時間を活用して「防災教育・震災教育」に力をいれています。

 今日も生徒の笑顔と夢の実現のために、教職員一同、日頃から危機管理を十分にして顔晴ります。