自彊日新

PBS

 今朝も雨ふり。今週は雨ばかりです。時折晴れ間も見られるのですが、心折れることなく、気持ちを高めていきましょう。体調には十分気を付けて。

 今日も一日いい日でありますように。

 昨日はZoomでしたが、大阪市立井高野中学校教頭である谷川先生を講師に招き、BPS(ポジティブな行動支援)について研修を深めることができました。話を聴かせてもらいながら、幾度となく「目からうろこ」がはがれ落ちました。PBSとは、応用行動分析学に基づいたもので、望ましい行動に対して賞賛や承認を与えることで、児童生徒から主体的で適切な行動を引き出し、それを身につけさせていくというものです。

 私たち教師は、問題行動など生徒の望ましくない行動にばかり気をとられてしまいがちです。そして日々それを無くそうと「〇〇してはダメ。」などと注意してしまいます。BPSは望ましくない行動を注意するのではなく、望ましい行動を賞賛・承認(PF:ポジティブ・フィードバック)することで、より望ましい行動を増やし、望ましくない行動を減らしていくというものです。ただし、望ましくない行動を全く注意しないというものではありません。

 昨今はダイバシティが重要視され、その対応が求められる社会です。私たち教師も視野を広く持ち、児童生徒が持つそれぞれの困り感に共感しつつ、その困り感をひとつひとつ解きほぐし、学びやすい場を創り上げなくてはならないと思っています。その意味においても、BPSの考え方は私たちに大きなヒントを与えてくれそうです。

 今日も生徒の笑顔と夢の実現のために、教職員一同太陽作戦で顔晴ります。