自彊日新

ちょっといい話 

 夏季休業初日、何も変わらない朝を迎えています。薄い雲の間から優しい光がこぼれています。日中はまた暑くなるのでしょう。今のうちに窓を開けて、外の空気を取り込んでおきます。芝の緑がとても濃く目にとびこんできます。

 今日も一日いい日でありますように。

 以前、本校の2年の生徒2名が、町で倒れていたおばぁちゃんを助けた話をしたと思いますが、あれから消防署の方からもお礼の挨拶がありました。この勇気をぜひ全校生徒に知らせたいと思い、2名の生徒の善行を終業式前に紹介しました。その後、2人の生徒にその時の思いを話してもらいました。その時の状況やおばぁちゃんを発見してその場に走って行ったこと。意識がなく現場にいた方と一緒になっておばぁちゃんに声をかけ続けていたこと。その一言一言がぐっと重みのある言葉。その中でも「おぱあぁちゃんの命」という一言に会場の空気が「ギュっ」となりました。勇気ある行動、そして勇気をもって全校生徒の前で話してくれたこと。この2人の生徒に心から感謝しています。

 「温かい人間関係」、「温かい学校づくり」が現場で生きていることを実感した一日でした。全校生徒は勿論、日頃から各家庭で支えて下さっている保護者の皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。「ありがとうございます。」また、日頃から各クラス、授業で、部活動で生徒の心身の育成のために尽力している職員へも改めて感謝の言葉を伝えたいと思います。「ありがとうございます。」2学期もいい形で迎えられるよう顔晴りましょう。

 今日も生徒の笑顔と夢の実現のために、教職員一同さらに笑顔で顔晴ります。