自彊日新

『白嶺』より

 今朝は雨模様。令和4年度修了式当日です。1年間どうもありがとうございました。新年度に向けて、新たなスタートが切れますように。

 今回は文集「白嶺」に掲載した原稿です。

令和四年度三月 特別号 

   今回も特別号。この日記も今年でまる三年目。よく続けて来たなと自分なりに感心しています。校舎の周り は、もう春の風に吹かれ、温かい日差しが心地よく感じるころになりました。新しい門出に、おめでとう。

今日も一日いい日でありますように。

さあ、顔晴りましょう。

 『夢なき者に 成功なし』

ある朝、地域の神社に足を運び目にした言葉。

 『夢なき者に 理想なし。』

 『理想なき者に 計画なし。』

 『計画なき者に 実行なし。』

 『実行なき者に 成功なし。』

 故に、

 『夢なき者に 成功なし。』

 出展は明らかでないそうですが、吉田松陰の名言ともいわれている言葉。松陰の教えは、幕末期に多くの志士たちに影響を与え、門下生である高杉晋作や伊藤博文たちは、明治維新や日本の近代化を推し進めました。松陰はもとより、皆が坂の上の雲を目指し、理想国家の実現を、夢を目指し追いかけていったのです。

『夢なき者に 成功なし。』という言葉に出会った瞬間、「そう、この言葉を待っていたんだ。」全身に電気が走ったような衝撃を受けました。なぜならば、その松陰の言葉と、本校の総合的な学習の時間の『夢授業』とが、私の中でバチッと重なったからです。

 私は中学生のこの時期こそ「夢を持ち、夢を語り、夢を追いかける」時期であって欲しいと思っています。だからこの時期にこそ、いろいろな人との出会いや触れ合いを通して人生観、就労観、おぼろげながら将来の「夢」を抱いてここを旅立ってほしいと考えています。だから生徒と一番接する機会が多い教師は、『夢を語れる人。』であってほしいし、有能な『夢先案内人』でなければならないのです。

 生徒の皆さん。『夢授業』で学んだことはありますか?皆さんの夢は何ですか?どうしたらその夢は叶いますか?その夢のことを考えるとワクワクしますか?

 

 『太陽が今たくさんの雲従えて、きらめきながら昇ってゆきます。』

          山口百恵 「夢先案内人」より

 皆さんの夢がどうぞ叶いますように。報告を楽しみにしています。

 今日も生徒の笑顔と夢の実現のために、教職員一同太陽作戦で顔晴ります。

令和五年三月吉日