バイオリン演奏会

大徹八井漆器工房の八井汎親さんのご厚意で,バイオリン奏者の谷口絵美さんによるバイオリン演奏会が開かれました。ピアノ伴奏は山﨑真由美先生。地域の方々と全校児童・職員が,40分間,素晴らしい演奏に聴き入りました。曲目は,「アイネクライネナハトムジーク第1楽章」「チャルダッシュ」「白鳥」と名曲が続いた後,児童の大好きな「ジブリメドレー」「赤とんぼ」と続きました。最後に,やはりジブリの「さんぽ」。実は,この曲は児童も歌唱で参加してもらう予定でしたが,児童たち,緊張していたのか歌い出すことが出来ず,結局,歌えませんでした。(急に言われたのですから,仕方ありませんね。)アンコールは「情熱大陸」。素晴らしい演奏会でした。「赤とんぼ」は,輪島塗の技術を活かして作られたバイオリンを使用。重厚な音による演奏でした。演奏会の後,児童たちは輪島塗バイオリンに触れてバイオリンを体感。「軽~い!」などと感想を言っていました。この様子は,NHK金沢により収録され,当日のニュースで紹介されました。

  

  

  

以下は,NHK金沢のニュースで紹介された内容です。
輪島塗の技術をいかして作られたバイオリンの演奏会が,19日,輪島市の小学校で開かれました。演奏会が開かれたのは輪島市の河原田小学校で,体育館には,全校児童や地元の人たちおよそ40人が集まりました。はじめに,バイオリンを制作した,学校近くにある工房の代表の八井汎親さんが,漆塗りのバイオリンは芸術性が高く評価され,アメリカのボストン美術館にも収蔵されていることなどを紹介しました。続いて,金沢市を拠点に活動するバイオリニストの谷口絵美さんが,漆塗りのバイオリンと一般的なバイオリンで,アニメ映画の曲や童謡など7曲を演奏しました。谷口さんによりますと,漆塗りのバイオリンはしっとりとした音色が特徴だということで,集まった人たちは,演奏が終わると大きな拍手をおくっていました。3年生の女子児童は「漆塗りのバイオリンは装飾が施されていて,きれいだと思いました。コンサートも,私の好きな曲が演奏されて楽しかったです」と話していました。