日誌

何が出来上がるのかな?

 図工室をのぞくと3年生がのこぎりで木を切っていました。今日はのこぎりの扱い方に慣れる授業のようです。椅子に乗せた木切れを片足で押さえてのこぎりを動かします。子どもの体重と力ではしっかり押さえることが難しいのか、木が前後に動いて切りにくそうです。見ている方はハラハラしますが、切り終えた小さな木切れを、うれしそうに先生に見せにくる子もいました。

 今の子どもたちは、自分の体と道具を使って何かを作り出すという経験が少なくなっているように思います。のこぎりで木を切るという単純な作業の中に、どう押さえたら木が動かなくなるのか、木を切りやすいのこぎりの角度はどれくらいか、真っすぐ切るために姿勢や目の位置はどうしたらいいのか、工夫と試行錯誤、学びの場面がたくさんあります。この経験がどんな作品に形を変えていくのか楽しみです。