日誌

古くからつたわるもの

 3年生が能楽を体験しました。錦城能楽会の先生7名が来校し、謡や鼓などの体験をさせてくださいました。能楽は昔の言葉で語られ、独特の節回しもあるので、3年生で理解できるのか心配もありましたが、みんな一生懸命に先生の話に耳を傾け「高砂」を謡ったり鼓を打ったりして、能楽の楽しさを味わっていました。最後は「羽衣」の一部を演じていただきました。たくさんの児童が食い入るように能に見入っていました。

 石川県はかつて、植木職人が作業をしながら謡を口ずさむほどたくさんの人が能や謡に親しんでいました。そのため「空から謡が降ってくる」と言われたほどでした。能の歴史は700年もあるそうです。今回、3年生は多くの人が守りついできた伝統に触れる貴重な体験をすることができました。