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2025年9月の記事一覧

【1,2年生】第2回科学チャレンジ2025 ~科学の甲子園に向けて~

9月28日(日)@金沢工業大学

第2回科学チャレンジ2025に参加しました。

10月18日(土)に行われる「科学の甲子園 予選」のための練習も兼ねています。

金沢工業大学さんのご協力で、大聖寺高校、星稜高校のみなさんと一緒に取り組みました。

予選出場予定メンバーが集まり、課題に対して協力して取り組みました。

今回の課題は「コイルで作ったモーターを利用して走る車の製作」でした。

    

銅線を巻いてコイルを作り、磁石や電池を組み合わせてモーターを完成させました。そのモーターを車体に取り付け、試行錯誤を重ねながら走行できる車を作り上げました。限られた材料と時間の中で、効率よく回転力を伝える工夫や、車体の安定性を高める工夫が求められ、チームで協力しながら改善を繰り返しました。

    

 

完成した車が実際に走り出した瞬間には、達成感を味わうことができました。

12チーム参加しましたが、試走できたのは3チームだけでした。製作時間を考慮して取り組むことの必要性が分かったのではないかと思います。

    

 

優勝は、普通科1年生チームでした!前回に続いて2連覇となりました。

     

今回の経験を通じて、科学の知識を実際に形にする楽しさと難しさを実感し、本大会に向けてさらに努力を続けていく決意を新たにしました。

  

 

【理数科2年生】日本生物物理学会にも参加してきました!

9月26日(金)@奈良県コンベンションセンター

第63回日本生物物理学会年会高校生発表に参加しました。

 理数科2年生課題研究生物物理グループがスライドによる口頭発表を行いました。

小松高校は、大学への学びにつながる学びとして、「領域融合型授業」「領域融合型」の探究活動を行っています。

研究とは様々な分野が融合したものです。

物理と生物が融合した研究を行っているグループが発表しました。

テーマは                             

「アジに含まれるバクテリアの走化性と忌避・誘引物質 」

です。

全国の研究者や大学院生が集う場で、高校生が自らの研究成果を発表することは大変貴重な経験です。

また、この学会は国際学会なので海外からの発表もあり、生徒たちも参観することができました。

 

生徒は、これまで取り組んできた研究テーマについてスライドを作成し、聴衆に向けて口頭発表を行いました。

発表後には多くの研究者から質問や助言をいただき、科学的な視点や研究の進め方について新たな学びを得ることができました。

                     

                    奨励賞をいただきました!

今回の参加を通じて、生徒は、口頭発表で緊張しましたが「時間内に研究を伝えることの難しさと楽しさ」を実感し、科学への探究心をさらに深める機会となりました。

今後も本校では、生徒が学外の学術活動に挑戦できる環境を積極的に整えてまいります。

【理数科1年生】課題探究Ⅰ「ものづくりの現場を知る」~ロボット技術に触れ、ものづくりの未来を感じる~

9月25日(木)午後 @石川樹脂工業株式会社

石川県加賀市にある石川樹脂工業株式会社を訪れ、工場見学を行いました。

先日、講義に来てくださった石川専務と野関さんが会社の説明と案内をしてくださいました。

       

同社はプラスチック製品の製造を手がけ、最新の技術と環境への配慮を両立させながら、地域産業を支えています。

見学では、射出成形機や産業用ロボットによる自動化の様子を間近で体験しました。効率的かつ精密な作業が進む現場に、生徒たちは大きな驚きと関心を寄せていました。

      

 

さらに印象的だったのは、社員の方々が生き生きと働き、自らの製品に誇りを持っている姿です。生徒からは「社員の皆さんが楽しそうに仕事をしていて、職場の雰囲気がとても良かった」「製品に対する責任感と誇りが伝わってきて感動した」といった声が聞かれました。

             

 

今回の見学は、最新技術だけでなく“人が誇りを持って使う地球のため人のためにものづくりをすること”を学ぶ貴重な機会となり、理数科の生徒にとって将来の進路や働き方を考える大きな刺激となりました。

石川樹脂工業株式会社の皆様には、温かいご対応をいただき心より感謝申し上げます。

 

【理数科1年生】課題探究Ⅰ「ものづくりの現場を知る」~最先端の研究拠点と地元企業で未来の技術に触れる~

9月25日(木)午前 @金沢工業大学ICC(革新複合材料研究開発センター)

理数科1年生は探究活動の基本を学ぶ学校設定科目「課題探究Ⅰ」で金沢工業大学の 革新複合材料研究開発センター (ICC) を訪問し、施設見学を行いました。

       

ICCは、複合材料の研究開発を通じて新しい産業や技術革新を生み出す拠点であり、大学と企業が連携して最先端の研究を進めています。

見学では、複合材料の特性や応用分野についての説明を受け、研究設備を間近で見ることができました。航空機や自動車、スポーツ用品など幅広い分野で活用される複合材料の可能性に、生徒たちは大きな関心を寄せていました。

      

参加した生徒からは「研究者の方々が誇りを持って取り組んでいる姿が印象的だった」「複合材料が未来の社会を支える技術になることを実感した」といった声が聞かれました。

今回の見学は、最先端の研究現場を体感し、科学技術の未来を考える貴重な機会となりました。金沢工業大学ICCの皆様には、丁寧なご説明と温かいご対応をいただき、心より感謝申し上げます。

     

【理数科1年生】挑戦とものづくりの可能性 ~ 石川樹脂工業 石川専務が語る未来へのメッセージ~

9月16日(火)@小松高校

石川樹脂工業(株)石川 勤 専務(小松高校理数科卒業生)の講義を受けました。

東京大学での学生生活、外資系企業での経験、そして地元に戻ってからの仕事について、わかりやすく語ってくださいました。

              

 高校で培った理数科の基礎力を活かし、幅広い分野に挑戦した経験を紹介。学問だけでなく、人との出会いや様々な活動を通じて視野を広げることの大切さを伝えてくださいました。

 グローバルな環境で成果を求められる厳しさを体験し、英語力や異文化理解の重要性を痛感。挑戦することで自分の成長を実感できたことも語ってくださいました。

 

講演を聞いた生徒たちから石川さんへ質問が出ました。

石川さんから丁寧な返答、先輩の歩んできた道と力強い言葉に大いに励まされ、自分の未来に向けて挑戦する勇気を得ました。

また、外資系で培った経験を地元企業に還元し、地域に根ざした経営を展開。「地元に戻ることはキャリアの後退ではなく、新しい挑戦の場」と強調されました。

   

 現在の会社ではAIやロボット技術を積極的に導入し、ものづくりの現場を革新。人間の知恵とテクノロジーを融合させることで効率化だけでなく新しい価値を創出できることを紹介しました。

石川樹脂工業株式会社総務部HRの野関 悟 氏も講義に参加してくださり、生徒たちからいろんな意見・考えを引き出すお手伝いをしてくださいました。

        

 「地方とものづくり、先端技術は可能性のかたまりだ」と語り、地方からでも世界に挑戦できる力があることを強調されました。

CoD(Cost of Design)の必要性について話してくださり、設計段階でコストを意識することがものづくり全体の競争力を左右することを説明。開発後の修正よりも設計時の最適化が効率的であると伝えてくださいました。

   

石川専務のお話は、理数科で学ぶ生徒にとって未来を描く大きなヒントとなり、挑戦する勇気と地域から世界へ羽ばたく可能性を示してくれるものでした。

 先輩の経験談とメッセージは、生徒たちに『自分も挑戦できる』という確かな自信を与えてくれました。

9月25日に石川樹脂工業株式会社様へ工場見学へ行きます。

 

 

 

【理数科2年生】日本動物学会高校生発表に参加しました!

9月6日(土)@ポートメッセなごや

理数科2年生の生物グループが発表しました。全国から集まった高校生が、動物に関する研究成果を発表し合う場であり、専門的な学会の雰囲気を体験できる貴重な機会となりました。

発表テーマは

「コクヌストモドキの擬死行動の持続時間に影響する要因」

です。

実験方法や観察結果、考察をまとめ、ポスター形式で発表しました。
会場では大学の先生方や他校の生徒から質問をいただき、研究をさらに深めるヒントを得ることができました。

  

 

学会という専門的な場で発表することで、自分たちの研究を客観的に見直す良い機会となりました。
他校の発表から新しい視点やアイデアを得ることができ、研究の幅が広がりました。

    

                     動物標本も展示されていました    ポスター賞をいただきました!

 

 

【理数科1年生】理数生物の様子 ~生化学実験で酵素の働きを探る~

理数科では毎週実験を行っています。

「課題探究Ⅰ」では探究の進め方を実験を通して学んでいます。

また、1年生では「理数生物」「理数地学」でも実験を毎週行っています。

夏休みがあけて、最初の実験でした。

酵素の働きをテーマにした実験を行いました。今回の課題は「酵素反応速度の測定」です

     

 基質の濃度や温度などの条件を変えながら、反応の進み方を観察し、データを記録しました。

実験を通して、酵素が生命活動において重要な役割を果たしていることを実感するとともに、科学的なデータの扱い方や考察の方法を学びました。

      

グラフ化した結果から反応速度の違いを比較し、理論と実験のつながりを理解する良い機会となりました。

生徒たちは「条件によって反応の速さが大きく変わることが面白かった」「データをまとめることで理解が深まった」と感想を述べており、探究力を育む充実した授業となりました。