令和元年が終わろうとしています。この一年,保護者・地域の皆様には本当にお世話になりました。ありがとうございました。明日から2週間に渡る冬休みが始まります。夏休みに比べると短いとはいえ,登校日が全くなく,本当の意味での長期休業です。児童のことを,よろしくお願いします。
来年の大河ドラマは,織田信長の時代だそうですね。本日の終業式では,その信長の格言(名言)を用いて話をしました。信長の格言といえば,「人間の50年の生涯は儚いものだ。死なない者は存在しない(人間50年)」が有名ですが,「仕事は探してやるものだ。自分が創り出すものだ。与えられた仕事だけをやるのは雑兵だ」という格言もあります。児童には,これを冬休みのテーマとして伝えました。
児童には,冬休みの宿題がたくさん出されています。その中には,児童の自主性に期待して出したものがあります。自学です。児童には,2学期に難しいなと思った内容をしっかり自学で復習するように伝えました。しかし,自学には,超えなければならない高いハードルがあります。それは,授業で苦手だった内容を自力で解くのは,かなり難しいということです。そんな時は,保護者の皆さんの出番です。昔取った杵柄で,児童を導いてあげてください。担任の先生と全く同じ教え方でなくてもいいのです。どうか自信をもって。
冬休みの間,勉強さえすれば,あとは何をしていてもいいというものではありません。「年末には大掃除を行う」というご家庭も多いかと思います。是非児童にも,家族の一員として,活躍させてあげてください。自ら行う「お手伝い」が,家族の一員としての自覚に繋がります。結局,何にもできずに終わり,「是非に及ばす(仕方がない)」とならないように。
先日,保護者の皆様にもご協力いただいた,親子の約束「標語コンクール」に,こんな作品がありました。「人任せ しないで動く 考える」(某小3年),「時間決め 遊びに勉強 メリハリを」(某小6年)。すばらしいですね。本校の児童たちにも刺激になってくれればと思います。また,こんな素敵な標語もありました。「弟よ きょうのおにぎり なにがいい」(門前東小6年)。夏休み中,毎日,弟の児童クラブのお昼のおにぎりを作っていた姉の詠んだ句です。冬休みも作ってあげるのでしょうか。いいお姉さんをもって,弟さん,幸せですね。こんなお手伝いなら,100点満点のお手伝いと言えるでしょう。
3学期の始業式には,一回り大きくなった児童に会えることを楽しみにしています。