門前東西小ニュース

ぞんべら祭り3年

約700年前から伝わるとされる,石川県無形民俗文化財の田遊び神事「ぞんべら祭り」が,門前町鬼屋の神明宮で行われ,3年生が参加しました。氏子を務めた宮川嗣夫さんは,拝殿の一角を水田に見立て,鏡餅を刺した棒を鍬(くわ)になぞらえて田をならす様子を表現しました。田植えの場面では,2歳から60代の早乙女役6人が苗の代わりに松葉を置き,木の枝で床を激しく打ち鳴らしました。最後に,児童を含む参加者全員で「何時(いつ)より世よし」と3回唱え,地域の繁栄を願いました。この日は春を思わせる暖かな日で,児童たち,遠足気分で神社までの山道を登りました。神社では,県内の新聞・テレビ各社がほとんど勢揃いしており,夕方のテレビや翌朝刊で詳しく紹介されました。さすが県無形民俗文化財ですね。(右写真は,北國新聞に掲載されたものです。)




児童たちの感想には,「なんで米作りを再現しているんだろう」「なぜ棒の先に餅をつけているんだろう」などの疑問がいろいろ書かれていました。また,「私も早乙女役をやってみたい」などの声も複数あった他,「祭司さんがとても格好良かったので,来年も頑張って下さいね」という素晴らしい感想もありました。その他,「来年も行けるなら行きたい」という児童が何人もいました。お世話下さった鬼屋地区の皆さん,ありがとうございました。(下の写真は,北陸朝日放送にて放送されたものです。右写真は,「何時より世よし」と全員で唱えている時の様子です。)