門前東西小ニュース

卒業式

式辞
長い冬も終わり,暖かい日々が戻ってきました。櫛比の森の木々の芽も少しずつふくらみ始めています。新しい春の息吹を感じる今日のよき日。門前東小学校を巣立ちゆく17名の6年生の皆さん,ご卒業おめでとうございます。
本日は,輪島市門前総合支所長 定見充雄様,輪島市教育委員 小川 正様,本校PTA会長 安田俊英様をはじめ,多数の保護者の皆様のご臨席を賜り,第16回卒業証書授与式を挙行できますことを心より感謝し,御礼申し上げます。

  

さて,卒業にあたり皆さんには,これまで皆さんを支え励ましてくれた人たちのことを,今一度,思い出してほしいと思います。絶えず温かい愛情で包んでくださったご家族,地域の皆様,そして先生方。こうした多くの人たちのお蔭で,皆さんが今日の日を迎えられたのだということを忘れてはなりません。
この一年,皆さんは,最上級生として先頭に立ち,下級生を引っ張ってくれました。「みんなが笑顔の門前東小学校」を目指す姿は,下級生にとって,「六年生のようになりたい」という立派なお手本となってくれました。素晴らしかったです。

  

先日まで,北京にてオリンピック・パラリンピックが行われていましたね。日本の選手も本当に頑張っていました。そんな中,4年前の平昌オリンピックに出場した輪島出身のスケルトン選手,小口貴子さんが,先月,本校を訪れてくれました。まん延防止等重点措置の中,皆さんとお話しすることは叶いませんでしたが,6年生に,ある言葉を残して帰られました。それは,「信じ続ければ夢は叶う。目標を諦めないでほしい。」でした。

  

先日,皆さんは学級で,「将来の目標」を発表してくれましたね。中学校では,その目標の達成を目指して頑張ることになります。その過程においては,心も体も疲れてしまうことがあるでしょう。そんな時は,門前東小学校で頑張り抜いたことを思い出し,再起動してください。大切なのは,過程ではなく最後です。

  

さて,保護者の皆様,本日はお子様のご卒業,誠におめでとうございます。立派に成長したお子様の姿を見て,感慨もひとしおのことと思います。彼らはこれから,困難にぶつかることが何度もあるでしょう。そんな時,彼らの支えとなるのは皆さんです。彼らの成長を,優しく,温かく見守ってください。
17名の卒業に当たり,職員一同,新たな門出を心からお祝い申し上げますとともに,保護者の皆様には,これまで本校の教育活動にお寄せいただいたご理解とご協力に,厚く御礼申し上げます。
門前東小学校卒業生のこれからの活躍を大いに期待し,また,幸多かれと祈念し,式辞といたします。
令和4年3月18日 輪島市立門前東小学校長 浅見 淳一