門前東西小ニュース

田植え5年

これまで本校の5年生は,毎年秋,たかねをクラブの方々にお世話していただき,稲刈りと稲架干しを体験してきました。しかし,「稲刈りのお手伝い」をしてはいても,自分たちで作ったお米の収穫をする喜びまでは感じることができてはいませんでした。そこで今年は,門前支所とJAにご協力をお願いし,「いしかわ田んぼの学校推進プロジェクト事業」として,田植えを行うことになりました。この日は霧雨が時折降る程度の,田植えをするには絶好の涼しい日。高根尾地区の田んぼで,待望の田植えを始めました。9時40分,中橋さんから田植え作業の説明をお聞きし,児童の意欲も最高潮。10時,作業開始。最初,児童は,田んぼの軟らかい土に大苦戦。長靴が動かなくなり,歩くだけでも大変でした。それでも徐々に上手に歩けるようになると,作業も軌道に乗ってきました。



手持ちの苗がなくなった児童が,「なくなりました。」と言うと,たかねをクラブの方が,「それっ!」と投げてくれます。うまくキャッチした児童の笑顔が素敵でした。この日苗を植えたのは,およそ3アール。秋には,この日植えた稲を刈り取ることになっています。作業は30分ほどで終了し,児童から,「もっとしたかった!」という声が上がり,今度は,たかねをクラブの方々が笑顔になりました。児童は,用水で長靴を洗い,御礼を言って学校に帰りました。この模様は,近日中に,ケーブルテレビで放送(再放送もあり)されます。ご覧になれる環境がある方は,是非ご家族でご覧下さい。



 働き方改革,行事の精選など,今の流れは,何事も縮小傾向です。しかし,児童のために大切なことだと判断できれば,新たな取組も躊躇なく取り入れていきたいと考えています。今回は,たかねをクラブ等,多くの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。また9月には,稲刈りをお願いしています。それまでの稲の管理をよろしくお願いいたします。