門前東西小ニュース

不審者避難訓練

不審者対応は,近年の最重要訓練の一つとなっています。昨年度も,県内のある地域では,短期間に繰り返し不審者が現れ,対応訓練も必要に迫られたものとなっていました。今年度も,ピストルを持った不審者が校地内に侵入し殺傷事件を起こすなど,心配の種は尽きません。そこで本校では,今年度の不審者対応訓練を,休み時間に行いました。この日はいい天気。長休みには,多くの児童たちがくし比の森で遊んでいました。そこへ黒ずくめの人が現れて・・・。児童が,その人を不審者と理解するのにさほど時間はかかりませんでした。避難開始です。児童たちから情報を得た職員は,警察に連絡。同時に児童に向けて,体育館に避難するよう放送しました。別の職員は,刺股を所持し,くし比の森へ急行。不審者と対峙しました。すぐに警察官(門前交番の藤本さん)も駆けつけてくださり,不審者は,無事取り押さえられました。



もちろん児童たちは,避難訓練の事前指導を受けていました。時間帯までは分からないまでも,児童はいつも以上に警戒していた状況でしたので,訓練はスムーズに進行すると思われました。しかし,この日は,そううまくはいきませんでした。訓練があると分かっていたので,この不審者が偽物と見抜いた児童の中で,すぐには避難を開始せず暫く様子を見てしまった児童がいたのです。その後,避難先の体育館で行われた会では,児童たち,私にしっかり指導されていました。



その後,不審者役の警察官の方(輪島警察署生活安全刑事課生活安全係長の泉警部補)にいろいろ教えていただき,最後に不審者に捕まった際の脱出方法(ロケットダッシュ)の練習を行い,この日の避難訓練を終了しました。いざという時がもしあれば,この日の訓練で身につけたスキルを活かし,「自分の命は自分で守る」ためしっかり行動してください。