ブログ

3月7日(火) 自筆交名録

中島小では、明治45年の中島尋常小学校時代から続く卒業生が「卒業生自筆交名録」に名前を残していく伝統行事があります。

今年も卒業生が112年の歴史を刻んだ台帳に名前を書き記します。

「卒業生自筆交名録」は明治45年当時の校長先生が始めたもので、戦時中に署名が欠けた年もありましたが、今年で112年続いています。

中島小学校の金庫に入れられており、112年間、大事に大事に受け継がれてきました。

 

1ページ目には、当時の校長先生が朱書きで書かれた文章が綴じられています。

   

此簿冊ハ明治四十四年度以降ニ於テ本校ヲ卒業スルモノ各々自筆ヲ以テ其氏名ヲ記録スルモノナリ

他日成長ノ後ニ至リ関係者ニシテ之ヲ繙クコトアランカ幼時ヲ甲懐想シ一種ノ妙感ニ撃タルルコトアラン

 

一人一人校長室に来て、私(校長)が見守る中、真剣な面持ちで、一筆一筆丁寧に書き上げました。

 

今日は、7名が自筆交名録に自分の名前を記しました。

明日は、引き続き10名が記します。