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相手を思う心

 今朝の出来事です。1年生の子が膝をすりむいて,保健室を訪れましたが,保健室の先生がいなくて困っていました。すると,6年生が声をかけて,職員室へ連れて来てくれました。「『〇〇先生(保健室の先生)に用事があります』って入って行くんだよ」と言って,1年生の子の後姿をドアの外から見つめていました。

 すてきな光景でした。さりげない優しい姿に感動しました。

 別の場面では,けがをして松葉づえを使っている子に付き添って,保健室へ来てくれた2年生の子を見かけました。松葉づえを使っている子の荷物を持って来てくれたのですが,役目はそれだけではなかったようです。「だって,前から人が来たり,横を人が通り過ぎたりする時に,〇〇ちゃん(松葉づえを使っている子)にぶつかったら危ないから」。なるほど,彼女はガード役でもあったのですね。

 すごい発想だと思いました。相手の立場に立って考えたからこその行動だと思いました。すてきです。

「大丈夫かな?ちゃんと用事を言えるかな?」

手前の6年生の子,奥の方にいる1年生を見守っています。