投稿日時: 10/29
taturh
題名:「心温まる看板」
先日の三連休に祖父が住む輪島に行ってきました。道路は泥で覆われ山肌が露わになったところがあちこちあり、豪雨災害の大きな爪痕を目の当たりにしました。祖父の家の後ろの山も地震で崩れ、大雨によってさらに崩れました。震災前、私は通学のために親元を離れ、祖父母の家から田鶴浜高校に通っていました。少し古めの家々、田んぼだらけののどかな輪島の生活が好きでした。2年間過ごしました。だから変わり果てた光景を見て、心の底から悔しく苦しく悲しくなりました。
輪島市内のスーパーに立ち寄ると、看板に「がんばらんかいね」「たっしゃやったけ」「こーたけ」等の方言が書かれていました。輪島の祖父母が使う何気ない言葉で、胸がじんわりと温かくなりました。地元の人は復興を目指して前を向いているのだと感じました。二重の甚大な自然災害に見舞われた能登。のんびりとしたあの輪島の風景が一日も早く戻ることを祈ります。