(24) 1118 燈明 佳音 「自分らしく」

題名「自分らしく」

　10月初めに、２年生の戴帽式が行われた。私は生徒代表として後輩たちに励ましの言葉を贈った。担任からその役を任せられた時「私が代表でいいのだろうか」「周りはどんなふうに見ているのか」と思った。私が代表に選ばれたことに友達は「お手本っぽいから」と言っていた。驚いた。私は失敗ばかりでお手本になるには程遠い存在だ。一年前の戴帽式で励ましの言葉を贈ってくれた先輩はまさしくお手本になるような人で、皆が納得する人だった。けれど、周りを気にしてばかりなのは良くない、周りと自分を比べることは良くない、自分の気持ちを贈ればいいのだと思った。周りを気にしてしまうのが人間。私はまだまだ未熟。今、自分ができることを自分らしくすればいいと考えた。この一年、私たちは看護臨地実習で多くのことを学ばせていただいている。その気持ちを伝えればいい。周りを気にし過ぎず、私らしく、そう思ってその役目を務めた。