投稿日時: 2024/12/24
taturh
題名「ハンドケアで思う 母の手」
ボランティアで色々な地域の方々にハンドケアを行うことがあり、来てくださった方の手を握ると私は母の手を思い出す。ふっくらしていていつでも温かい手。帰省した時、私は母の手をハンドケアする。「ママの手、熱くない?」と笑い合いながらその手を握る。その何気ない時間が大好きだ。なぜ私はボランティアのハンドケアで母の手を思い出したのか。考えてみると、私がハンドケアを担当した方にお母さんが多かったのだ。コミュニケーションをとる時に子供がいるお母さんだと気付いた。やっぱりと納得。大きさや厚みは人によって違っていたけれど、言葉では表せない共通点がある。私と会話しながらも視線は隣に座る息子。走ってきた息子と話す時の落ち着いた優しい声。私の母を思い起こす要素がたくさんあった。子を守り育てる母親として共通するものがあるのだと思った。私をここまで育ててくれた母。寮生活で2週間一度しか帰省できずなかなか会えない母に会いたいと思った。そして母の手を握り「熱い!」と笑い合いたいと思った。