(40) 0202 宮澤 さくら 「看護師になり 希望を与えたい」

題名「看護師になり 希望を与えたい」

　能登半島地震の記事を毎日紙面で見る。１年以上が経った今でも復興への道は半ば。悲しみを浄化できていない人達もいるだろう。珠洲市に住む高校二年生が最愛の祖母を亡くしたという記事を見た。家も全壊し喪失感に襲われたことも会ったと思うが、「ばあちゃんに頑張っている姿を見てもらいたい」と重量挙げのインターハイに出場し準優勝した。すごい。今年は優勝をすると意気込んでいる。

　そんな彼に私は勇気をもらった。家族が突然亡くなるということは私には想像できない。しかし彼はそれを受け止め、前向きな姿勢で今自分にできることを見つけ、重量挙げ優勝という目標を掲げた。私も看護師になるという目標がある。地震を経てこの一年、医療職の果たす役割を学んだ。分厚い看護の教科書から学ばなければならないことがたくさんあるけれど私も目標を掲げ、看護師となって、誰かに勇気や希望を与えられるようなりたいと思った。