投稿日時: 10/18
taturh
題名 「避難所閉鎖」
私が通っている高校は避難所となり、私達は2月から能登病院の看護教育棟で授業を受けている。地震発生から2ヶ月が経ち、3月に入り田鶴浜高校の避難所が閉鎖したと聞いた。この時「学校に戻る日も近い」と思う一方で、「避難生活をしていた人達は新しい生活に不安を感じていないだろうか」とも思った。災害看護の勉強として避難所で過ごす方のお話を聞く機会をいただいたが、お一人の「ここが避難所で良かった」という言葉が心に残った。格技場で寝食を共にする生活。その生活の中で、私達が学習で使用する物品が避難所生活の役に立ったらしく、なんだか嬉しかった。地震の後、田鶴浜の町の変わり果てた姿を見た時の衝撃は今も覚えている。倒壊した家屋が登下校の道を塞いでいた。登校時にいつも「おはようございます」「いってらっしゃい」と私達に声をかけてくれる地域の方が住んでいる町。日差しの強い日は陰を求めて歩いた道。少しでも早くその町が元に戻り、また笑顔で暮らせる日々が来てほしい。