投稿日時: 2024/10/18
taturh
題名「大河ドラマ 軽い」
大河ドラマ「光る君へ」を見ました。率直にいうと、登場人物の言葉が現代寄り(カジュアルすぎ?)ではないかと思いました。『源氏物語』の作者紫式部の弟の惟規(これのり)が漢詩の会に出席するよう促された時、「ムリムリ、絶対無理!」と言っているところを見て、「さすがに現代(カジュアル)すぎるのでは?」と思いました。舞台が京の都、しかも平安時代。見ている中で、背景や振る舞い同様、言葉にも「雅さ」を無意識に求めてしまうのはあると思います。諸事情あっての現代語なのだと理解はするのですが、しばしば引く程軽い時もあり、要所で言葉の工夫(奥ゆかしさを感じられるような言葉遣いなど)がもう少しあっても良かったのかなと個人的に感じました。
そう言いつつもしっかりハマっています。古典選択の授業で平安時代の恋愛について研究発表し、雅な和歌のやりとりに、ほとんど女子校の私達は何度も心を揺さぶられました。