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(3) 0717 谷屋 登羽 「初盆迎える大好きな祖母へ」

投稿日時: 10/18 taturh

題名 「初盆迎える大好きな祖母へ」

 

 昨年11月に祖母を亡くし、8月に初盆を迎えます。最後に祖母と会えたのは、亡くなる前のたったの十五分でした。認知症で施設に入り、コロナ禍で会えず、三年ぶりの再会は病室ででした。痩せ細り焦点も合わず、もう話せない祖母を見て、悲しみと悔しさで涙が止まりませんでした。「どうして、もっと前に会えなかったんだろう」と強く感じました。私の記憶にある祖母はいつも私を可愛がってくれ、どんな時も味方でいてくれて、毎日元気で明るい祖母でした。コロナ禍のこの三年間は、大好きな祖母との大切な時間を割く酷いものでした。

 夏は毎年家族みんなでお墓参りに行っていたけれど、この三年間は祖母と一緒に行くことはできませんでした。この初盆には家族みんなが揃います。そこには祖母の姿はないけれど、なぜか祖母がいるような気がします。祖母の話をすると元気な祖母と病室の祖母が思い出され、今も涙がでます。胸が苦しくなります。けれど、お墓に手を合わせ「私、頑張るね」と伝えたいと思います。