(7) 0731 金城 逢琉「大切にしたい能登の景色」

題名「　大切にしたい能登の景色　」

　私は自分の夢を叶えるため、中学まで過ごしてきた白山市を離れ、祖父母のいる輪島市に移り住み田鶴浜高校に通っています。一年が経ち、祖父母と過ごす輪島での毎日にはたくさんの発見がありました。散歩コースを開拓し続ける祖母、友達がいっぱいいる祖父、近所に住む素敵なおばあちゃん、笑顔で挨拶を返してくれる外国の方。心地よい風土、自然。ここに住んでいなかったらきっと知ることのなかった魅力がたくさんありました。

　のと鉄道の電車に揺られながら見る能登の海、自然の景色も毎日違った顔を見せてくれます。晴れの日は太陽の光に照らされる木々や田んぼがとても眩しく、雨の日はしっとりとした景色に心が落ち着きます。疲れている学校帰りにぼーっと眺めていると、気持ちが慰められます。そんな自然のある能登で、この風土が育てた優しい人たちに出会い、私はこの町で暮らす日々をこれからもずっと大切にしていきたいと思っています。