12月10日、衛生看護科2年生は垣吉地区仮設住宅を訪問してきました。健康体操やレクリエーションなどを住民の皆さんと一緒に行い、有意義な時間を過ごすことができました。コミュニケーションを通して、住民の方々から仮設住宅での暮らしのリアルを聞かせていただき、多くを考え、感じたことは、生活体験の少ない生徒達にとってとても貴重な機会となりました。温かく生徒達を受け入れ、時間を共有してくださった住民の方々に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
以下に生徒の学びを一部紹介いたします。
○今回開催した集会所に毎日来ているという方がいて、その方が「毎日、午前も午後もここ
に来とるけど誰も来てくれんくて寂しいわ」と涙を流しながら教えてくれました。仮設住
宅では家に引きこもりがちになり、外に出る機会が少ないそうです。そのため今回のよう
なイベントを開催することは地域の交流を深める事ができとてもよい時間だと思いまし
た。地域の方との交流を通して自分たちに出来ることがあれば考え、行動することが大切
だと感じました。
○住民の方が「仕事を辞めてからあまり外に出ていないから、今日みたいな活動があったら、
とても嬉しいし楽しい」とおっしゃっていて、すごく嬉しかったです。これからもっと寒
くなってくるから、どんな対策をしたらいいかがあまりわからないとおっしゃっていまし
た。寒さ対策のポスターを作って、仮設住宅で配ったら住民の方は嬉しいのではないかと
思いました。
○今の仮設住宅での生活に満足しているとの声が聞けました。地震や豪雨で大変な時を過ご
されましたが、今では趣味や楽しみができたり、家族と一緒にいられることが楽しいと言
っていました。辛いことばかりじゃないという前向きな姿勢があり、私たちにできること
は少ないですが、行き過ぎない範囲でのサポートや看護を行えたらいいなと思っていま
す。