「地震から学ぶ! 災害看護」
いよいよ2月13日(火)から待ちに待った対面授業の再開です。鹿西高校と田鶴浜高校看護教育棟の2か所に分かれての授業ではありますが、少しずつ復興しています。
そこで、田鶴浜高校の避難所において災害看護の見学・体験を衛生看護科1年生と2年生が行いました。1月1日の発災当初から災害対策のリーダーとして被災者の方々を支援してきた水野氏と七尾市役所職員であり被災者でもある小原氏より地震直後から今に至るまでの被災状況や生活、心情などについてお話しいただきました。
将来の看護職として、災害時における人命救助の大変さを知り、皆を支援するためには、被災者集団を一つの目的に向かってまとめる力が必要であることを学びました。涙ながらに語られる体験を聴き、今回の地震災害の悲惨さと大変な苦労があったことを実感しました。
支援する私たちは、想像を超える大変な苦労を体験した方々の心に寄り添い、対象者が苦難を乗り越え、前を向き歩み始められるよう、声のかけ方や地域社会に広く支援を呼びかける発信力をつける必要があることも学びました。
また、地震から約1か月半が経過した被災者の心身に少しでも「癒し」を与えたいと考え、全身のマッサージを行いました。まだまだ上手とは言えませんが、手を当て、撫で摩ることで、今まで緊張していた筋肉と心が、少し和らいだのではないかと思います。被災された多くの方々、支援されている市職員、警察官等のマンパワーの方々の体は、ガチガチに凝っており、大変さを痛感しました。拙いマッサージでも、「気持ちいい」と言ってくださり、少しですが皆さんの役に立てたようで充実感を持てたようです。