夜 悔いの無い4位・・・やり残したことは無い

 今、ロンドンオリンピックの200m平泳ぎの決勝がゴールしました。眠い目をこすりながらこの時間まで起きていることが出来ました。
 結果は、北島選手は4位でした。残念ながらオリンピック前人未到の三連覇はなりませんでした。途中150mまで世界新記録を上回るペースでトップを泳いでいる姿はすばらしかったです。感動しました。最後の50mで抜かされてしまいましたが、3位に同じ日本チームの立石選手が入りました。北島選手は若い後輩を心から祝福しているようでした。そういえば鶴ケ丘小の体育館で目標となる先輩選手がいたからがんばることができたと話していましたね。いま、後輩の立石選手が自分を超えたことが本当にうれしかったのではないでしょうか。
 レース後いつものようにインタビューにこたえていました。「このオリンピックへの4年間は自分への挑戦で悔いはない。」「応援してくれたたくさんの人に感謝したい、支えたくれた人たちのおかげでここまでこれた。」と話していました。
 全力で泳ぎきり、これまでの努力の成果を出し切った・・・だからどんな結果であろうとも受け入れることができる。さすが北島選手だと思いました。そしてまわりの人への感謝の気持ちを忘れない。立派ですね。
 このレースの直前に体操種目で個人総合優勝で金メダルをとった内村選手も自分のことよりまわりへの感謝を一番に話していました。世界一になるようなすばらしい人でも一人の力では何も出来ない、みんなに助けられて夢をかなえています。そして夢がかなったときは一番に感謝の言葉をどの選手も伝えています。
 オリンピックはいろいろなことを教えてくれます。まだオリンピックは前半、この後もいろいろなドラマが待ち受けているでしょう。鶴ケ丘小のみなさんには日本の国だけでなく、夢に向かって世界で一番努力している選手のみなさんのがんばりを見てほしいと思います。そして、小さくても良いし、少しでも良いし、「目標(めあて)をもってがんばる生活」をしてほしいと願っています。このことは夏休み前の終業式でもお話ししましたね。
 そして、自分のまわりにいる支え助けてくださっている人に感謝する気持ちを育てていってほしいと思わずにはいられません。そういうことを教えてくれるオリンピックはすばらしいですね。