 日曜日ということもあって,たくさんの保護者・地域の方々がおいでになりました。
6年生が入場し,校長先生と児童代表の挨拶があり,いよいよ各学年の発表が始まりました。
最初は,1年生による「心を合わせて1・2・3」です。はじめに長縄で8の字跳びをしたあと,2~3人ずつ,縄跳びで自分の痴得意技を披露し,最後には全員が一度にそれを行いました。みんなとても上手でした。
 次は,2年生による「二人たろう」です。桃太郎が,動物たちと力を合わせて鬼をこらしめたのですが,なぜか鬼は村人に謝りに来ません。そこで今度は,すいか太郎の登場です。すいか太郎と動物たちは,こらしめるのではなく,いっしょに遊ぶことで,鬼を改心させたのでした。
考えさせられる劇でした。
次  は,3年生による「たぬきばやし」です。ご存じ「証城寺の狸囃子(しょうじょうじのたぬきばやし)」は,「分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)」や「八百八狸物語(はっぴゃくやたぬき)」と並び,日本三大狸伝説の一つに数えられています。
狸退治のために証城寺やってくる和尚さんを,狸たちが返り討ちにするのですが,最後には,和尚さんと狸たちが仲良くなり,いつまでも幸せに暮らしたという,心温まる劇でした。
 次は,PTAによる「因幡(いなば)の白ウサギ」です。こんなこととは知らぬ私は,とにかく,びっくりしました。みんな役者でした。とても一般の方々とは思えませんでした。堂々と,しかも,とても演技とは思えない台詞や振り付けの自然さ。それぞれが,状況に応じたアドリブまで交え,本当に楽しい劇でした。参りました。ご苦労様でした。
 次は,4年生による「うぐいすじいさん」です。山で柴刈りをしていたおじいさんが,お昼ご飯のおにぎりを食べている最中,飛んできたうぐいすが,おにぎりにババ(糞)をしていきます。それに気付かず,ババごとおにぎりを食べてしまったおじいさんが屁(へ)をこくと,「ホーホケキョ」と音が出ました。さあたいへん。うわさは一気に村中に広まり,ついにはお城の殿様の耳にも入ってしまいます。自分たちで考えた曲に乗って踊ったりと,本当に楽しい劇でした。
 次は,5年生による「少女たんていSRM」です。創作劇とのことでした。ストーリーはかなり難しく,誘拐事件の謎解きのお話で,よくこんなお話を考えられたなあと思いました。
長い,そしてたくさんの台詞が詰まった劇で,中でも,主人公のそれはたいへんな量でしたが,最後まですらすらと演じていました。さすが5年生というところでした。
 次は,6年生による「ありがとうコンサート」です。「風をきって」と「ありがとう」の合奏,「この星に生まれて」の合唱でした。
最後の合唱では,総合的な学習の時間に作った「鵜川小学校の思い出」のプレゼンテーションも並行して上映され,観ている児童たちの心にぐっとくるものがありました。
6年生のみなさん,「ありがとう」は,6年生以外のみんなから贈るべき言葉ですよ。6年生のみなさん,今まで本当にありがとう。中学生になっても,がんばってください。
 次は,1年生によるプレゼント渡しです。プレゼントは,1年生たち全員からの手紙とイラスト,そして6年生本人の写真がまとめて1枚にラミネートされているものでした。
今風の?プレゼントですね。6年生たちも,きっと大切にしてくれるはずです。
児童代表の挨拶の後,6年生が退場し,6年生を送る会は終了しました。この会は,6年生にとって,きっと一生忘れない会になったことでしょう。
|