学校運営協議会

非行被害防止講座・地区別懇談会

 7月10日(木)19:00から、非行被害防止講座・和気校下育友会合同地区懇談会が行われました。お忙しい中、たくさんの保護者の方にご参加いただきました。
 非行被害防止講座では、芳珠記念病院小児科部長で本校の学校医である、米谷 博先生に「子どもの心に寄り添うのに必要なこと」と題して、ご講演いただきました。医学的なお立場から「脳には可塑性がある」「脳には旬の時期がある」「10歳までは脳の土台が完成
する時期」「経験が脳に影響を与え、脳の細胞が結びついていく」などについて、資料と共にわかりやすくお話ししてくださいました。
 そのうえで、「子どもが一番経験しているのは家族である」「直接のかかわりでなくても、家族のすることを見聞きして、子どもは経験している」「親が厳しく怒ると、子どもは、困ったら怒って解決すればいいんだ、と学ぶ」「怒る親は、子どもにとっては熊と同じ」「厳しく怒ることで子どもは本当のことを話さなくなり、問題の要因がつかめず悪循環に陥る」「自分がされて嫌なかかわりはしない」「子どもが失敗した時こそ、『共感』『理解』のかかわりが大切」など、子どもが自分に自信を持てるための、大人の関わり方について、お話しいただきました。
 その後の地区懇談会では、「声掛け次第で脳の成長にもつながるので、気を付けていこうと思った」などの感想を交流しました。
 地域ごとに、夏休みの行事に子どもが主体的に参加できるための工夫や、ゲーム・ネットのきまり「21時以降はゲームやスマホはしない」(辰口地区の決まり)などについて、話し合われました。