校長室から

「新しい学校様式」創りを

約1か月ぶりに担任が直接子ども達と話をすることができた。電話を通してではあるが、子どもと話す担任の声が弾む、笑顔になる。子ども一人一人と話していると、ついつい時間がかかるが、クラスの子ども全員と話ができた担任の表情は明るく、生き生きとしている。ずっと家にいる子ども達にとっても、「担任からの電話」がよい刺激となってくれることを願う。

 休校延長となったことを受け、今回の電話連絡は、「担任と子どもが直接話す」ことを保護者の皆様にお願いした。「家に固定電話がないお宅が多く、保護者の方々もお仕事がおありの中、難しい方が多いのでは・・・」という心配があった。

 ところが、ほとんどのご家庭でお子さんと一緒に電話を待っていただいていた。何かと忙しい中、学校の取組にご理解、ご協力頂き、子どもと担任が話せるようにやりくりしてくださったのだ。そのお気持ちが、本当に有難く嬉しい。と同時に、学校も保護者の方々のお心や大変さに寄り添う努力をさらにしていかなければとの思いを新たにした。

  もはや、今まで通りのことは通用しない。「新しい学校様式」を日々、模索している。子ども達の安心・安全を第一にしつつ、子ども達がよりよく成長できるように、今、何をなすべきか、保護者、地域の皆様のご意見やお力添えもお願いして、「新しい学校様式」を創っていきたい。