キワニスさんありがとうございます
地震から 460 日目
豪雨から 196 日目
いよいよグラウンドの整備が始まりました
今のところ4月いっぱいで
使えるようになる見込みです
グラウンドの3分の1ほどには
仮設の校舎が建つ予定で
いろいろ制限はありますが
待ちに待ったグラウンドでのプレイです
これまで色々ありました
行政には他に優先すべきことがありすぎて
自分たちで
不要になった人工芝を持ってきて
敷こうとしたけどとても重くてダメで
自分たちで石拾いから始めても
せいぜいキャッチボールができる程度の
スペースを確保するのがやっとで
日本航空高校さんのグラウンドをお借りしたり
ボールを使わなくてもできるトレーニングを工夫したり
単に自分達が野球をしたいだけじゃなくて
行き場をなくした子供たちに
遊び場を作ってあげたくて
身体を動かす機会を失った
お年寄りに動ける場所を提供したくて
一生懸命活動してきました
そんな選手達を応援してくださる方が
今日学校においでくださいました
金沢キワニスクラブ会長の石動博一様
同じく次期会長の松崎充意様です
キワニスは世界各地に広がる社会奉仕団体で
地域社会に貢献しています
子どもたちへの奉仕を目的としており
「Serving the Children of the World」
を合言葉としています
全国のキワニスクラブ様からいただいた
たくさんの支援金を持ってきてくださいました
グラウンドやネットなどの施設は
県の予算で今整えていただいているので
そのほかの設備の充実に活用させていただきます
【今日のじょーおこらいえ】
校長ブログを読んで生徒が書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は「街プロ発表会」を読んで
私が選んだブログは3月13日に投稿された記事です
震災が起こる前から輪島高校には
高校生が主体となって輪島市が直面している課題の解決に向けて取り組む
「WAJI 活」という授業があるということを姉から聞いていました
入学当初は楽で楽しいイベントしよう
友達と遊びながら行うことができる活動をしよう
と正直思っていました
しかし震災後「WAJI活」が
復興をメインとした「街プロ」となり
私のこれまでの考えもがらりと変わりました
復興の話を小学生をターゲットとして広げるために
自分ひとりで「カタリバ」さんにアポを取り
イベントを開催することができました
入学当初の私からは考えもつかない行動力でした
このおかげで高校生活で大きな成長を感じることができ
自己肯定感も上がりました
もし震災がなかったら
ひとりで行動してイベントを開催するという機会も
なかったと思います
なぜ先生が高校生の私たちに
「街プロ」をしようと声をかけてくれたのか
今なら理由がわかる気がします
自分のように震災があったけど成長できたこととか
自分を少しでも好きになれたこととか
震災の「せい」でではなく震災が「あっても」という
次のステップを示してくれた先生方には
とても感謝しています
輪島高校に入学できて
「街プロ」に参加できて
本当に良かったと改めて感じました
《稲木茉那》
「みつばちプロジェクト」に取り組んでいる
以前にも紹介したまなちゃんです