世界農業遺産「千枚田」にて
爽やかな風そよぐ5月、透き通るような日本海を背に、
JRC部の生徒たちが田植えボランティアに参加しました。
JRC部とは、Junior Red Cross(青少年赤十字)の略で、
本校では、3年生4名、1年生8名が地域のボランティア活動に積極的に参加しています。
千枚田は、奥能登で一番高い高州山の地滑りによってできた特殊な地形を利用して作った美しい棚田で、
一枚の平均が1.6坪と非常に小さな田んぼです。
こんな逸話が残っています。
ある若者が本当に千枚あるか数えてみたそうな。
起伏が激しく汗だくになってきたので途中で着ていた蓑を脱ぎ捨てたんじゃと。
実際に数えると999枚で1枚足らない。何度数えても1枚足らない。
日も暮れてきたのであきらめて帰ろうと脱ぎ捨てた蓑を拾い上げると、
なんとその下に1枚の田んぼが隠れておったんじゃ。
そのくらい1枚1枚が小さな田んぼです。
実際には、現在1,004枚の田んぼがあるそうです。
私が子供の頃は、2,146枚あったと記憶しています。