若鮎跳ねて甲子園
85日目
とにかく新年度に向けてスタートです
時は待ってはくれません
これまで小中学校に利用していた校舎を
高校用に復元です
先生だけではどうしようもないので
生徒のみなさんに声をかけて
ボランティアに来てもらいました
30人くらいが集まってくれました
自分たちの学ぶ環境を
自分たちで整えます
昔野球部の顧問をしていた頃に
和歌山県の日高中津分校へ
練習試合にお邪魔したことがあります
唯一分校で甲子園を果たした学校です
和歌山県は日高川のほとりにある
小さな分校の
甲子園までの道のりを記した
「若鮎跳ねて甲子園」
という冊子をその時いただきました
そこには
赴任されたばかりの垣内監督が
何にもない環境の中
河原の石拾いから始めて
グラウンドを創り上げたことが
記されていました
まさに今の自分たちは
そんな感じです
ゼロどころかマイナスからのスタートですが
みんなで力を合わせて「一歩前進」です
まずは生徒玄関の整頓です
ロッカーが倒れ中の履き物が散乱です
ひとり分ずつ袋に入れてあげました
まるで神経衰弱か貝合わせでもしているよう
ペアが見つかると「あったー!」
3か月ぶりにペアとなった靴たちも嬉しそう
それから体育館に駐屯している自衛隊さんに
少し空けていただき
入学式に使う椅子などを運び出しました
入学式は4月8日(月)
本校の第二体育館で行います
電灯が落ちかかっていますが
3月28日(木)修繕を入れます
床はホコリで真っ白
こすってもこすってもとれませんが
1年生を気持ちよくお迎えするために
みんなで力を合わせて綺麗にしています
お昼には
「ラトリエ・ドゥ・ノト」さんらの
支援者用炊き出しを
振る舞ってあげました
これは被災者に遠慮して
満足に食事をとることのできない
ボランティアの方々のために
ワンコインで美味しい料理を提供しようと
始められたものです
「少しばかりのお金を払っているのだから
支援の方も遠慮なく食べてくださいね」
という発想が素晴らしいですね
今日はカキフライ