誰かが誰も誰かが誰もが

261日目

 

「目指せ〇〇時間!」の表彰式を行いました

これは夏休み中自分の学習目標を立てて

自分自身を律することを目的に行われます

目標を達成できた生徒の表彰式を行いました

 

顔ぶれを見ると

家を失いずっと仮設住宅生活を送っている生徒や

内灘高校でひとりオンライン授業に取り組んでいた生徒

そんな生徒ばかりでした

自分自身が置かれた環境に不平不満を漏らすことなく

今の自分にできることを精一杯果たしてきた生徒たちは

本当に輝いていました


それから生徒会認証式を行いました

「誰もやりたくないけど

 誰かがやらなければいけないこと

 誰かがやらなければ

 誰もが困ること

 そんなことを

 誰かにほめられることを期待せず

 誰にも知られずやるのが

 生徒会の仕事」

いつもこの言葉を贈っていますが

今年は

「しょーもないことでいい

 本気でバカを演じきろ!」

とだけ伝えました


1学期の終わりに保護者懇談会をした際に

いくつかご意見をいただきました

それに対してお答えします

 

(1)マスコミの取材を嫌がっている

  →学校としましても

   現在マスコミを通じて多くを知ってもらう段階から

   少しでも落ち着いた日常を取り戻す

   次の段階に入っていると考えます

   取材の申込に対しては慎重にお受けし

   生徒の負担が大きいと考えるものについては

   お断りしていきます

 

(2)仮設住宅にWiFi環境が整っておらずすぐGIGAがなくなるので

   オンラインを使った宿題は出さないでほしい

  →大量のデータを使う宿題は出していません

   連絡に用いているclassroomもほとんどデータは使いません

   GIGAがなくなるのはおそらく学校の課題以外の

   動画視聴などの原因が考えられます

   ご家庭でもご指導いただければありがたいです

 

(3)態度が悪い一部の生徒への怒りをクラス全体にぶつけるのをやめてほしい

  →自分は悪いことをしていないのに

   他の生徒への注意により

   自分たちの貴重な時間が奪われるのは

   我慢しがたいものがあると思います

   一人ひとりの良いところを見つめ

   個別の指導を徹底してまいります

 

(4)進路に関する情報がほしい

  →これまで手が回っていなかった部分ではあります

   特に初めてのお子さんが1年生の保護者は

   不安に感じられていたことと思います

   今後進路情報を適切に提供します

   また

   昨年度このブログで定期的にアップしていた

   「親子で考える進路あれこれ」のコラムを

   再掲してまいりますので

   1年生の保護者の方はぜひご参考になさってください


「親子で考える進路あれこれ」vol.1

これは一昨年度から本ブログで掲載していた

進路情報に関するブログの再掲です

 

第1回は受験制度が多様化してきたその背景についてです

 

  初めて高校入学したのお子さんをお持ちの方はもちろん 

  お兄さんお姉さんがいらっしゃった方も

  その頃の受験システムとは大きく変わっていますので

  いっしょに学んでいただければと思います

 

  幼稚園から高校まで

  その教育の基本を定めるのが「学習指導要領」です

  これは約十年に一度 政府により改定されています

  高校では2022年度に最新の改定が行われ

  「主体的・対話的で深い学び」をキーワードに

  新しい科目を学んでいます

 

  今回の教育改革は

  戦後最大のものになるといわれていました

  大学入試制度までをも巻き込んだものであるためです

 

  前評判のとおり、大学入試制度はすでに大きく変わってきています

  従来の筆記・記述型の入試に加えて

  より主体的で対話的な深い学びの成果を評価する選抜方法が

  既に多くの大学で取り入れられています

 

  ではどのような準備が必要になっていくのか

  次回から少しずつ掲載していきます